国会通信 No.731
【教基法改正は民意の偽装】
2006/12/18 (マンデーレポート731の要旨)
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【1】「民意」の偽装による教基法改正。
【2】TMは、民主主義の「禁じ手」破りの重大問題。
【3】先週の主な活動
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【1】 「民意」の偽装による教基法改正。
●7日(木) 参議院特別委員会で教育基本法改正案が、
審議続行を求める民主党ほか野党の一致した要求を押し切り、
採決されました。8日(金)、野党は衆議院において内閣不信任案を
提出、引き続いて参議院においては伊吹文科大臣の問責決議案を
提出しましたが、いづれも否決され教育基本法改正案は賛成多数で
成立することとなりました。残念です。
●しかし、改正案は現在の問題山積の教育現場における様々な
課題への何の解決策をも示してはいません。「いじめ」の問題に
しても「未履修」の問題にしても、現在の教育現場における、
本質的な問題や矛盾が、さまざまに絡み合いながら、複合的な
象徴として現れていると見るべきです。しかし、改正案のどこにも
これらの問題点の解決に至る処方箋は書いてありません。
「単なる理念法」だから、という「逃げの答弁」を政府繰り返すばかり。
それでは、何のための「改正」か分かりらないではありませんか。
●結局、臨時国会の最重要法案と位置づけたから、もし継続と
なると、安倍内閣の支持率低下傾向に拍車がかかる、
そうなったら大変だ、なんとしてもこれを可決するのだといった、
政治的な思惑優先の強行姿勢でしかないのです。国民不在の
改正論議でした。
●法律を作る際に重要なことは、なぜ法律を作ろうとするのかと
言うことです。たんなる机上の空論ではなく、新規立法についての
現実の社会的な要請が存在しているということ、これが生きた法律
を作るポイントです。こういった、新規立法や、あらたな法改正に
ついての社会的な要請やらニーズのことを「立法事実」と言います。
●私は、今回の教育基本法改正での最大の問題点は、この法律を作る
際の不可欠の前提である「立法事実」が、タウンミーティングによっ
て偽装されたことだと思います。だから、教育基本法の改正論議
は、もう一度白紙に戻すべきなのです。本当の民意を確認しながら、
そして国民との真実の対話を繰り返しながら、日本の教育の百年の
大計を描くべきなのです。今回の国会論議は無意味の一語につきます。
【2】 TMは、民主主義の「禁じ手」破りの重大問題。
●新聞テレビは、タウンミーティング(以下TMと略)の問題を
あまりにも軽く扱っていないでしょうか。TMの取り上げ方にしても、
国会の論議にしても、この問題がもつ民主主義の本質的な危機と正確に
向き合っていない。「危機」を「危機」と感じないことが、本当の「危機」、、、
そんな気がします。
●政府は、民主主義の政治において、絶対に行ってはならない
「禁じ手」を使いました。それは、「偽りの民意」を作り出すことです。
しかも、「偽りの民意」は政府の公金をふんだんに使って作られました。
立法事実は、公金を使って粉飾され、現実化されていきました。
これがTMの真実の姿なのです。
●TMの現場では、世間の常識とはかけ離れた「お車代」が支出され、
エレベーター係りにまで常識外の手当てが支払われたそうです。
一箇所ごとのTMの予算は軽く2000万円を超えていました。
ふんだんに公金を使用し、やらせの質問とやらせの発言。そして
やらせを現実に仮想するための動員が公然と行われました。
●こんなプロセスを見るとき、小泉・安倍劇場の本当の姿が
だんだん見えてきます。シナリオを書いた戯作者の頭の中は、
だいたいこんなものでしょう。
―――「民の声」、、、ふん、「民の声」なんてのは、簡単に
作れるのさ。金さえかければね。そして「政治なんてのは
そんなものさ」――――。おそらく、小泉・安倍劇場の戯作者
たちの本音は、そんなところでしょう。
●金をかければ、いくらでも「民の声」は偽装できる。
こんな発想でTMは行われました。さらには、あの悪乗りの小泉
ホームページそしてメルマガ。その運営費はしめて7億円だそうです。
IT革命を最大限に活用して小泉劇場は空前の活況を
呈し、復党議員まで飲み込んで300名を超える巨大政党
を出現させました。
●さらには、マスコミを巨額な広告費と印刷発注で実効支配する
大宗教をバックにした公明党の存在。自公両党で3分の2を
超える衆議院の状況をこのままにして良いはずがありません。
●民主主義の最後の砦は主権者の良識なのです。
小泉・安倍劇場の戯作者の皆さんは、絶対に本音ベースで、
「国民の良識」は金で買える、民意は金で偽装できる、と信じています。
こんな連中の悪辣な仕掛けを見破れるかどうか、それが
問われています。民主主義の賢明な担い手になれるかどうか、
それが問われています。そして、それに失敗したなら、
この国の未来は奈落の底に落ちるでしょう。
【3】 先週の主な活動
■12月11日(月)
08:00 第730回マンデーレポート
■12月12日(火)
12:00 民主党・新緑風会常任役員会
13:00 民主党第13回政権政策委員会
16:00 民主党第4回全議員政策懇談会
18:00 小沢代表との期別懇談会
18:30 公務労働政策議員懇談会役員会
■12月13日(水)
08:00 民主党法務部門会議
09:30 参議院民主党議員総会
10:00 参議院本会議
10:30 参議院法務調査室レク
12:00 国対・理事合同会議
17:00 民主党第14回政権政策委員会
19:30 民主党法務部門懇親会
■12月14日(木)
09:50 参議院法務委員会理事会
10:00 参議院法務委員会
10:30 参議院国際部部長レク
11:30 政権交代を実現する会・定例会
12:30 民主党北関東ブロック国会議員団会議
15:00 民主党選挙対策委員会
17:00 民主党第5回全議員政策懇談会
■12月15日(金)
07:50 日中21世紀の会・講演会*講師:朱建栄教授
09:30 参議院民主党議員総会
10:00 民主党第15回政権政策委員会
13:00 参議院第1回日中議員交流のための準備委員会
16:10 参議院民主党議員総会
16:30 参議院本会議
20:00 齋藤たかあき後援会第5回幹事会・飛翔会・孝明会合同忘年会
■12月17日(日)
16:00 日政連栃木会幹事会・懇親会