国会通信 No.736

【柳沢発言への憤り】

2007/2/5 (マンデーレポート736の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】柳沢発言への怒り。 【2】先週の主な活動。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】柳沢発言への怒り。 ●柳沢さんの発言で国会は異常な事態に陥っている。  週末、地元に帰り節分式典に参加しながら、2、3の方から民主党の欠席戦術  への厳しいご批判を頂いた。あえて、反論はしなかったが、要するに柳沢発言の  問題点の深刻さの理解の差なのであろう。 ●私は、彼の今回の発言に対しては、確かに不用意な点はあったかもしれないが、  発言に潜む、深刻な本質的な問題点を見逃してはならないと思った。  子供を生むということが、一方的に女性の責務ととらえる感覚。  生命誕生のプロセスを、工場のオートメーションのようにとらえる感覚。  生命の尊厳を貶(おとし)める、許すことの出来ない暴言である。 ●2日金曜日の正午から銀座マリオンの前で、この柳沢発言に対する  抗議の演説会が行われた。民主党の円より子参議院からのお誘いもあり  私も遊説カーの上から演説させていただいた。 ●演説の前に、私の22年前になくなった父の言葉を思い出していた。  父は長男の私をさまざまに期待していた。そして、なかなか子供が生まれない  私たち夫婦を心配していた。結婚当時私は30歳、妻は27歳だった。 ●そんな父の、よく言っていた言葉が 「嫁して3年、子なきは去る。」だった。  父の愛情の厚さに感謝しながらも、この言葉は、私たち夫婦にとってはとても  つらい言葉だった。 ●その後、慶応病院の不妊外来の門をたたき、保険の効かない、  高額の施術料の負担に四苦八苦しながら、不妊治療に取り組んだ。  体内から卵子を取り出し、対外で受精させ、胎盤に戻すといった、  この治療は女性にとってかなりの苦痛を伴う治療である。  妻もよくがんばってくれた。 ●顕微授精に何度か成功したこともあった。  すこしずつ細胞分割をはじめた微細な生命の卵が、妻の体内にもどされ、  少しずつ育っていく。そんな希望と喜びを共有できた時間もあった。しかし、  それは長くは続かなかった。10数日の後、妻の胎盤に着床できなかった  小さな流産を何度か経験した。そのことを告げるときの妻の憔悴した姿は、  いまも忘れられない。とてもかわいそうで、そしてとてもありがたかった。 ●やがて、妻は40歳を超えるようになり、この治療がさまざまな肉体的な  負担を課し、母体へ悪影響を与えていくことを考えて、不妊治療を断念する  事とした。柳沢さんは、子供を持てなかった私にとっても、痛切極まりない  無神経のきわみの言葉と感じられる。 ●「子供を生む機械、装置」「ひとり頭でがんばって」 柳沢さんのこの言葉は、  子供を持てたすべての人間のみならず、子供を授かれなかった全ての人間への  冒涜の言葉だといわざるを得ない。マリオンの演説で私はこう訴えたかった。 ●厚生労働大臣は、生命、男女、労働、死といった、生命の本質的な営みと  密接した行政の最高責任者である。その人に、もっとも必要なのは、生命の尊厳  への理解であることは言うまでもない。それが欠如していることが明らかになっ  たのである。これでは、今後の厚生労働大臣が所管する法律の審議など  出来ようもないではないか。 ●審議拒否はしたくてしているのではない。実りのある審議をするために  不適格な大臣は退場させてほしいと訴えているのである。安倍総理の留任の  最大の理由は、柳沢さんを止めさせたら、内閣全体が持たないとの  判断であろう。そんな姑息な政治的判断は止めにしてほしい。 ●さらに「総理のご恩に報いるためにがんばりたい」などといった柳沢大臣  の発言はさらに問題である。厚生行政はいったい誰のためにあるのかと。  「総理のご恩」に報いるための、厚生行政であって良いはずがない。  この言葉も、理性を失った大臣の、致命的な後追い失言として指摘しておきたい。 【2】先週の主な活動。 ■1月29日(月) 08:00 第735回マンデーレポート 13:00 民主党・新緑風会常任役員会 ★角田副議長の後任として今泉昭議員を全会一致で承認。 16:00 民主党議員総会 18:00 公務公共サービス労働組合協議会「2007年新春の集い」 ■1月30日(火) 08:00 民主党予算・決算PT 09:10 民主党議員総会 09:40 参議院本会議 ★通常の開会時間は10時。この日は、代表質問に先立って  副議長の辞任と選任の手続きがあるため、例外的に20分  前倒しすることとなった。今泉昭議員が記名投票の結果  満票を獲得し新副議長に選任された。  10時からは民主党を代表して輿石東議員が代表質問。  多岐に渡る質問だったがそれぞれ正鵠をついた質問だった。  説得力もあったし、与党議員からの揚げ足を許さない巧みな  言葉遣い。水を打ったような与党の沈黙が印象的だった。 12:00 民主党・新緑風会常任役員会 13:00 法務省レク 14:00 日中議員交流のための準備委員会 ★今年3月の中旬に中国全人代から10名前後の議員が  参議院を訪問する予定。昨年10月の定期交流プログラム調印後  初めての正式訪日団となる予定。この日は日程や会議の進め方の  あらましについて協議し内容を固めた。座長役の松田岩男議員が  議運委院長にそれを報告し正式決定していただく予定。 18:00 連合栃木宇河地協「2007年新春賀詞交歓会」 ★多くの連合の旗開きもようやく一段落。私にとっては今年最後の  旗開きとなった。 ■1月31日(水) 08:00 民主党法務部門会議 09:00 日弁連主催「犯罪収益の移転防止に関する法律案」と     「共謀罪」に関する勉強会 09:00 民主党予算・決算PT 09:30 民主党議員総会 10:00 参議院本会議 ★質問戦の第2日目。期待の谷議員が堂々とした代表質問。  7月の参議院選挙にかける気迫をこめて見事な質問だった。 12:00 民主党国対・理事合同会議 13:00 本会議再開 ★民主党からは池口修二議員が登壇。格差社会の多岐に渡る  問題点を鋭く質問した。 ■2月2日(金) 08:00 NTT労組「情報通信政策研究会」勉強会 ★ウイキペディアについて議論。 12:00 柳澤厚生労働大臣の辞任を求める緊急街宣 (上記【2】参照) 18:30 連合栃木那須地協「谷ひろゆき総合選対結成式」 ■2月3日(土) 10:00 立正佼成会宇都宮教会節分会 13:30 連合栃木「格差社会フォーラムin栃木」 ★連合の高木会長をパネラーにお招きしてのシンポジウム。  コーディネーターは連合栃木会長の伍井さん。私は冒頭の  歓迎挨拶を行った。 14:30 第87回宇都宮二荒山神社節分祭 16:00 八坂神社節分式 17:00 石橋柔道クラブ新年会 18:00 章友会新年会 18:00 石橋柔道会新年会 ■2月4日(日) 14:00 栃木県交響楽団第82回定期演奏会 17:30 第23回山崎正信新春の集い 18:00 全建総連栃木建労宇都宮支部新年会