国会通信 No.744

 【国民投票法案 参議院でスタート】

2007/4/23 (マンデーレポート744回の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】国民投票法案、参議院でスタート。 【2】地方公聴会、参考人質疑の徹底開催を要求。 【3】本会議質問の要旨 【4】先週の主な活動。 【5】先々週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】国民投票法案。参議院でスタート。 ●先週の13日(金)、衆議院で議決され参議院に送付された  国民投票法案の趣旨説明を発議者の保岡興治議員から聴取。  それに対して、民主党・新緑風会を代表して私が質問しました。 ●私の本会議の質問は15分の予定時間でした。  質問原稿は、6000字を超えるもので、案の定予定時間を  超えてしまい与党席からはかなり野次を浴びせられました。  しかし、これを数段上回る轟々たる野次を野党席から  あびたのは、私の質問に答えた保岡発議者でした。  波乱の幕開けにふさわしい保岡発言が飛び出しました。 ●ところで、質問の原稿を書き始めたのは、先週  14日の土曜日の午後からでした。昼ころから書き始め、  翌15日の午前5時半ころに8000字をこえる  第1次原稿が書きあがりました。久しぶりの完全徹夜でした。 ●ただ早口で読んでも、400字程度でだいたい1分かかります。  持ち時間を大幅に超えるのは明らかであり、8000字を  どこまで切り込めるかの、校正作業を始めなければなりません。 ●15日(日)は、市議選挙のスタート。  9:00 まかべ英俊候補、10:00 くどう正志候補、  10:15 福田ちえ候補、10:30 藤井弘一候補、  10:45 塚原たけしげ候補、12:00 うえまつ明男候補、  の各出陣式で激励演説を行いました。  そして、その後、他の候補者の事務所を訪問し、  修習時代にお世話になった恩師の弁護士佐藤貞夫先生の  弔問。その後、上京して、校正作業に着手しました。  ようやく6000字台に収まったのが質問前日の深夜。  かなり消耗していましたが、緊張感と高揚感で  疲れはあまり感じませんでした。本会議の質問は  それなりの出来だったと思っています。 ●ただ、予想外のハプニング答弁が、発議者の筆頭、  保岡衆議院議員から出てきました。 ●国民投票法案は、内閣提出の法案ではありません。  したがって、答弁者席には発議者としての衆議院議員が  座ります。その数は4人。保岡、船田、葉梨、赤松の  4議員です。そしてその筆頭が保岡興治さんです。 ●保岡議員の答弁中 参議院は衆議院の「足らざる議論」を  行うべきだ、衆議院の議論を前提にして議論すべきだ等の箇所に  野党席からは騒然とした野次がわきおこりました。 ●憲法改正の改正原案の審議の手順を、法律案と同様に考えると  今よりもさらに参議院無用論が強くなるのではないか。そんなことが  ないように、合同審査会を積極的に活用すべきではないか、、、。  私の質問にはそんな箇所があります。保岡議員の答弁は、  そんな参議院議員に共通の懸念を直撃するものでした。  だから、議場は騒然とし、本会議最後列に議席のある私の耳には  答弁の中味が聞こえない状況が数分続いたように感じられました。   ●予定では 本会議直後に 憲法特別委員会を開催し、  そこで委員会としての趣旨説明を聴取するはずでした。  しかし、本会議場の轟々たる野次を聞きながら瞬時に  冒頭の委員会を欠席すべきではとの考えが浮かびました。  参議院軽視の保岡発言をそのままにして、委員会を  スタートさせるわけには行かない、即座に判断しました。 ●私は 同特別委員会の野党側筆頭理事。こんなときには  ただちに行動を起こさねばなりません。輿石議員会長、  郡司国対委員長と相談し、本会議散会の後そのまま開始  する予定だった、委員会を欠席する方向で決断しました。 ●本会議場で質疑が続行されているなかで、わが党の  前川・広田の両理事に委員会欠席の旨を伝え、他の9人の  委員にもその旨を伝えるように支持、さらに共産党、  社民党の議員にも共同歩調をとるよう要請。そして  関谷委員長にもその旨を伝えました。 ●安倍総理の年頭記者会見以来、国民投票法の審議の環境は  一変しました。与党が3分の2を超える圧倒的な衆議院の  力を背景にごり押しをしてくる与党。これに対して  現場の責任者としての闘いの幕が切って落とされたのです。 ● さまざまなやり取りの後、   1 特別委員会は明日に延期。   2 委員会冒頭で、保岡議員、葉梨議員陳謝。   3 明日は、与党のみの質問。   4 明日の委員会終了後、今後の審議の仕方について     各党の協議。   等々のことを合意してこの日は終わりました。 ●自民党の筆頭理事は かつて「朝まで生テレビ」で  なんども激論を飛ばした舛添さん、相手にとって不足はありません。  丁々発止のやり取りをしながら、とにかく国民が主役の手続論議を  徹底して求めていく決意です。 【2】地方公聴会、参考人質疑の徹底開催を要求。 ●4月19日(木)、 この日の毎日新聞。  「与党の思惑通り3日連続の質疑。」等々  野党の対応が甘いのではなどといった批判的な記事が。  現場の苦労も知らないでと思いつつも、今日はガツンと出なければと  判断し、お昼の理事懇に臨みました。 ●案の定、舛添理事からは、明日の20日も質疑を4時間程度やりたいとの  提案がありましたが、それを受けて私が発言しました。 ●私は、3日連続の異例の質疑に応じてきたこと、しかし、17日(火)に  要求した地方公聴会や参考人の質疑についての具体的な答えが、与党側から  依然として示されていないことを指摘した上で、以下の3つを提案しました。  そして、それに対する答えが得られないときは、明日の質疑には絶対に応じ  られないと発言しました。 ●3つの提案とは何かですが、  1 委員会に所属する議員全員の質疑。(これは当たり前のこと)  2 全国9ブロックでの地方公聴会の開催。  3 6つのテーマによる参考人質疑。  の3点です。 ●国民投票法案は、主権者としての国民の投票手続きを定めるものです。  しかし、その国民をないがしろにした審議を続け、国民の立法過程への参加を  完全に無視して採決したのが、衆議院の憲法特別委員会でした。 ●衆議院では、中央公聴会は2回行いましたが、地方での公聴会は、  たった1日、そして午前は新潟、午後は大阪と慌しく駆け回っただけ。  しかも、重要な与党修正案が提出されたのはその前日で、中味を検討する  時間は国民に全く与えられていません。国民が主役の手続き法案なのに、  国民からの議論の余地がまったく与えられていないのは重大な問題です。  だから、今となって、最低投票率の問題などが急浮上してくるのです。 ●与党の発議者は、自公と民主党の政党間の協議は十分に行われたからと  言いますが、政党間の議論だけでは、国民に開かれた議論とはとても  いえないでしょう。 ●国民不在の国民投票法、、、絶対にそうなってはならないと思います。  そのために、できるだけ地方での公聴会の開催を実現したいと考え、  衆議院で実施された2箇所を除く、全国9ブロック 各1箇所の9箇所での  地方公聴会を要求しました。(ここでのブロックとは、衆議院の比例選挙区に対応) 9箇所とは、 1 北海道、2 東北、3 北関東、4 東京、5 南関東、 6 東海、7 中国、8 四国、9 九州の9ブロックです。 新潟は北陸信越、大阪は近畿ということでこの2ブロックは除きました。 ●また6つのテーマごとの参考人質疑を提案しました。  その6つのテーマとは 1 投票の対象、  2 最低投票率など、  3 メディア規制、 4 運動規制、   5 無効訴訟      6 憲法改正と両院のあり方、 ●以上の提案をし、何らかの回答を得られない限り、明日の審議には応じられ  ないとの強い姿勢を明らかにしました。その結果、この日の質疑終了後の  理事懇で、23日月曜日の総論的な参考人質疑、24日に 仙台と名古屋での  地方公聴会の開催、明日の質疑は行わない等の発言が与党側からありました。  その後の日程は、次回以降ふたたび協議することにし、この日の理事懇は  終了しました。 ●国会は、憲法改正案を発議するだけ。憲法改正の権限を持つのは  国民です。その国民が投票手続の法案審議から遠ざけられているのでは、  最初から国民不在の憲法論議になってしまいます。与党の強烈な圧力に  耐えながら、国民不在の論議を避けるために全力を尽くしたいと思います。   【3】 本会議の質問項目と質問要旨 ●4月16日の本会議の質問。歴史に自分の考え方刻みたい、  そんな決意をこめて準備しました。その質問の項目は  以下の通りです。また質問の要旨は、6000字を超えますので、  添付ファイルといたします。 ● 質問項目 1 憲法改正権者に謝罪せよ。              2 内閣総理大臣による国会への容喙(ようかい)は憲法違反ではないか。 3 準憲法規範としての審議時間は、あまりにも少なすぎる。 4 立法過程に国民の参加を。 5 復古主義の憲法論より、未来志向の憲法論を=一般的国民投票制度の創設。 6 投票権を18歳へ引き下げることの担保について。 7 公務員の国民投票運動の制限規定について 8 両院合同審査会の積極的活用について。 9 最低投票率について 10 結語:国会発議が国民によって否決されることの怖さ。 【4】 先週のおもな活動 ■ 4月16日(月) 10:30 参議院民主党議員総会 11:00 参議院本会議 ★国民投票法案の趣旨説及び質疑。(参照 上記【1】) 14:00 民主党「国民投票法案についての勉強会」 17:00 参議院憲法調査特別委員会理事懇談会 ★(参照 上記【1】) ■ 4月17日(火) 08:00 民主党法務部門会議役員会 09:50 参議院法務委員会理事会 10:00 参議院法務委員会 ★ 戸籍法についての趣旨説明を聴取しました。 12:00 民主党・新緑風会常任役員会 13:20 参議院憲法調査特別委員会理事会 13:30 参議院憲法調査特別委員会 ★ 冒頭に保岡議員と葉梨議員が陳謝。 その後、与党議員3名が質問しました。 17:30 参議院憲法調査特別委員会理事懇談会 ★ 特別委員会は、常任委員会と違って定例日を持たない、 それが参議院の慣例です。したがって、審議のルールや日程 については、委員会スタート時にそれなりの与野党間の合意を 作らねばなりません。しかし、今回の場合、それを作る余裕は 全く与えられていません。 ★ 遮二無二審議促進を迫る与党の国対。 こちらがスキを見せれば一気呵成にせめこみ、あわよくば 5月3日までに参議院をとおしてしまおう、そんな姿勢を 強く感じます。 ★この日の与党3名の質疑も、審議ルールについての合意が まだ整っていない、いわば「土俵の外」の「独り相撲」として 認めます、といった玉虫色の合意でした。 ★質問終了後、この懸案の審議のルール作りの話をしました。 私は、地方公聴会の徹底開催や充実した参考人の質疑を求めましたが、 もちろん舛添筆頭理事の即答は得られませんでした。ただ、 こちらの要求を生硬に求める、決裂状況を作るのは、得策では ありません。押したり、引いたり、これが過半数を持たない野党の 交渉術の基本だと思っています。 ★結果として、土俵作りは、持ち帰っての宿題とし、明日の 野党だけの質疑を行うことで合意しました。 ■ 4月18日(水) 07:40 日本弁護士連合会との朝食会 09:30 参議院民主党議員総会 10:00 参議院本会議 10:50 参議院憲法調査特別委員会理事会 11:00 参議院憲法調査特別委員会 ★前日の合意にしたがって、この日は野党だけの質問となりました。 民主は、私、前川、広田、共産は仁比、社民は近藤、国民新党は 長谷川の各議員が質問に立ちました。 ★冒頭、長崎市長の伊藤一長さんのご冥福を祈りました。民主主義に対する 暴力に断固抗議するとともに、こんなときこそ、世情不安にならないような じっくりと腰をすえた審議を求めていきたいと発言しました。 ★私の質問の様子は参議院のインターネット中継で見ることが出来ます。 準備不足のために、保岡議員の削除された本会議の発言を示すための 未定稿の速記録のコピーが紛れてしまい、しょうしょうあわてている姿を 見ることも出来ます(^^)。 ★ただ、いづれにしても答弁の中味を速記録で確認する間もない審議は 言語道断です。 12:00 民主党国対・理事合同会議 13:00 参議院憲法調査特別委員会再開 18:00 参議院憲法調査特別委員会理事懇談会 ■ 4月19日(木) 08:50 参議院憲法調査特別委員会理事会 09:00 参議院憲法調査特別委員会 11:40 参議院憲法調査特別委員会理事懇談会 (参考 上記【2】) 13:20 参議院憲法調査特別委員会再開 16:05 参議院憲法調査特別委員会理事懇談会 (参考 上記【2】) 20:00 朝日ニュースター(CS放送)「ニュースの深層」出演 ■ 4月20日(金) 09:30 参議院民主党議員総会 10:00 参議院本会議 12:00 「たけしのTVタックル」テレビ取材 13:30 民主党「国民投票法案についての勉強会」 15:30 下野新聞取材 ■ 4月21日(土) 06:10 「みのもんたの サタデーずばッと」出演 09:30 塚原候補(矢板市議選)街頭演説 11:00 植松候補(宇都宮市議選)街頭演説 終了後、岡本よしあき選挙事務所訪問 未定  藤井弘一候補(宇都宮市議選)街頭演説 未定  塚原たけしげ候補(宇都宮市議選)街頭演説 18:00 福田ちえ候補(宇都宮市議選)街頭演説 ■ 4月22日(日) 市議選挙 投票。 開票後 当選者のお祝いで事務所まわり。 【5】先々週の主な活動 ■4月9日(月) 08:00 第743回マンデーレポート 15:00 民主党憲法調査会役員会 16:00 民主党憲法調査会衆参合同会議 ■4月10日(火) 09:50 参議院法務委員会理事会 10:00 参議院法務委員会 12:00 民主党・新緑風会常任役員会 18:30 全農林幹部との懇親会 ■4月11日(水) 08:00 民主党法務部門会議 08:30 民主党法務・子ども-男女共同参画調査会合同会議 09:30 参議院民主党議員総会 10:00 参議院本会議 10:30 参議院民主党議員総会 12:00 民主党国対・理事合同会議 17:00 UIゼンセン同盟政策懇話会第5回総会・懇親会 ■4月12日(木) 08:00 民主党国会関係役員国民投票法案打合せ 10:00 中国温家宝総理国会演説 10:50 参議院法務委員会理事会 11:00 参議院法務委員会 11:15 参議院日本国憲法に関する調査特別委員会理事懇談会 18:00 民主党憲法調査会衆参合同会議 ■4月13日(金) 09:30 参議院民主党議員総会 10:00 参議院本会議 11:30 参議院法制局レク 14:30 参議院日本国憲法に関する調査特別委員会理事懇談会 ■4月14日(土) ■4月15日(日) 9:00 まかべ英俊候補(宇都宮市議選)出陣式 10:00 くどう正志候補(宇都宮市議選)出陣式 10:00 福田ちえ候補(宇都宮市議選)出陣式 10:00 藤井弘一候補(宇都宮市議選)出陣式 10:00 塚原たけしげ候補(宇都宮市議選)出陣式 12:00 うえまつ明男候補(宇都宮市議選)出陣式 18:00 故佐藤貞夫様通夜