国会通信 No.756
【晴天の霹靂 国対委員長】
2007/8/13 (マンデーレポート756回の要旨)
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【1】青天の霹靂 国対委員長。
【2】新国対委員長としての所信。
【3】先週までの主な活動
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【1】 青天の霹靂 国対委員長。
●参議院選挙後の各党の勢力範囲が明らかとなった。
選挙後の8月11日現在では以下のとおりである。
民主党・新緑風会 113名
自由民主党・無所属の会 86名
公明党 20名
日本共産党 7名
社会民主党・護憲連合 5名
国民新党 4名
各派に属しない議員 7名
(正副議長は、本籍地で数えた。)
合計 242名
●この数字から言えることはなにか。
《過半数=122名
《議長を除く過半数=121名
《民主=113名
《自民+公明=105名
《民主+社民+国新=122名
じっくり、この数字を見ると、かなり微妙なニュアンスがあって
興味深い。いずれにしても与党は大敗した。仮に無所属の議員全員を
取り込んだとしても、民主には1議席及ばないのである。
●先週月曜日には、この結果を背景にして、注目の人事が行われた。
まず、議員会長には、先週の段階で、50名の推薦人を集め、会長選挙の
立候補届けをおこなった、輿石東さんが、無投票で決定していた。
そこで、参議院議長候補と議院運営委員長をどうするか、さらに
新体制の幹事長と国対委員長を誰にするか、注目が集まっていた。
●そして、月曜日の議員総会で、議長に江田さん、議運委員長に西岡さんの
提案がなされ、全会一致で承認された。
●次に、会長が選任権を持つ参議院幹事長と国対委員長の発表が行われた。
そして幹事長には平田健二さん、国対委員長には私の指名が行われた。
実は、このことを会長から携帯電話で告げられたのは、総会のたった2時間前。
間髪いれず、思考の余裕すら与えない、電光石火の人事には、まったく恐れ入った。
「簗瀬さん、今どこにいるだ。あんたには国対委員長やってもらいたい。」
山梨弁まじりの断定的な口調には、ややあって、「わかりました」と答えざるを
得なかった。
●かつて「さきがけ日本新党」の政権下で、与党議運の筆頭理事を務めた。
そのときの委員長は故奥田敬和衆議院議員。与野党談合の国対政治を
廃止しよう、これからは議運中心主義だ、等々の掛け声が勇ましかったとき。
奥田先生は、若輩の私を巧みに使いながら、土井議長を絶妙にコントロール、
とうとう小選挙制度導入の大きな選挙制度改革を実現してしまった。
あのときの、奥田先生の手腕は見事だった。国体的な仕事といえば、このとき
ぐらい。断るタイミングを失った状況での指名だったが、大変な大役を
仰せつかってしまった。
●自分自身の特性を知る私にとって、けっして得意な分野ではない。
しかし、「政権交代可能な二大政党制の実現」こそ、国会議員初当選以来、
政治改革に全力を注いできた私の悲願であり、最終テーマでもある。
その実現のための重責であるなら、喜んで邁進すべきである。さまざまな
困難にも耐えていくべきである。もっと肩の力を抜いたらどうだと言う人も
いるが、いなしや韜晦は、どうも性分に合わない。さまざまな方向に、
全力を挙げて取り組んで生きたい。千変万化。深慮遠謀。権謀術数、
しかし初心貫徹。
【2】 新国対委員長としての所信。
●国対委員長就任後、地元の下野新聞から取材を受けた。
そのときの記事を以下に引用したい。私の考え方がそれなりに
受け止めていただけたら幸いである。
《下野新聞8月8日(水) 朝刊》
「ねじれ国会」自・民参院国対委員長に聞く。
民主党 参議院国対委員長 簗瀬 進
【談合的解決はいけない】
−初めて民主党の議長が就任したが。
「93年の自民党離党以来、二大政党制の枠組みを作ろうと頑張ってきたので、その意
味では大変な感慨がある。最終的には衆議院の多数を占めて初めて政権交代だが、その
ゴールにたどり着くために重要な第一歩だ。ただ政権交代はそんな簡単な話ではないこ
とも理解している」
−野党が多数になった参院、さらに国会はどう変わると思うか。また民主党はどう臨
むのか。
「多数野党としての重い期待と責任を感じる。法案を出す以上は通さないといけない
。その点が今までとは大きく違う。従ってこれまでの抵抗野党的な考えを強めただけの
対応では済まない。しかし与党に迎合し、双方の意見を足して二で割るような談合的な
解決もいけない」
「年金の問題にしても与党からは年金台帳でチェックをするというスタンスは出てこ
ない上、申請主義の考え方は変わっていない。われわれは年金の台帳を国の責任でチェ
ックをしろという立場。こうした中で衆参のねじれがあるからと言って談合的な解決を
やってしまうと、せっかく今回の選挙で示された国民の支持をねじ曲げてしまうことに
なる。そういう意味で筋を立てていきながら今回の選挙で表れた国民の意思を受け止め
ていく」
−次回臨時国会の最大の焦点とされるテロ対策特別措置法の延長問題にはどう対応す
るか。
「テロ特措法も一つの論点ではあるが、われわれとしては年金や天下り規制、政治と
カネの話とか、そちらの方が先だと思う。テロ特措法については、われわれ自身も米国
との関係が重要であるとの考えはあるが事前承認の部分など、シビリアンコントロール
を軽視した形で法律が作られたという経緯も踏まえないといけない」
−安倍首相の問責決議案が出される可能性は。
「有権者の一票の意味をこれほどねじ曲げて解釈していいのかという思いはある。そ
ういう形で続投すれば当然そういう形にもなるだろう。ただ問責決議案を乱発すること
で逆に国民にマイナスイメージを与える可能性もある。政治状況を考慮した上での対応
ということになるだろう」
【3】 先週の主な活動
■8月6日(月)
08:00 第755回マンデーレポート
16:00 参議院民主党議員総会
★輿石議員会長から、議長候補予定者に江田五月さん、
議員運営委員長予定者として西岡武夫さんが提案され、全会一致で
承認されました。参議院始まって以来の野党からの議長誕生です。
その後に、輿石会長から、幹事長に平田健二さん、そして国対委員長
として私 簗瀬進が指名されました。青天の霹靂でした。
(上記【1】参照)
■8月7日(火)
08:00 民主党役員会
★毎週火曜日の午前8時。党本部で開催される民主党の役員会に
初めて出席しました。小沢代表、菅直人代表代行、鳩山幹事長、
松本政調会長、高木国対委員長、参議院の三役(輿石、平田、簗瀬)、
ほか財務、広報、団体対策、国民運動など各委員長が出席し、
民主党にとっての最重要課題を検討します。
08:30 民主党常任幹事会
★民主党の両院議員総会を除く最高の意思決定機関が常任幹事会。
NC大臣になったことはありますが、いわゆる「ジョーカン」のメンバーに
なるのは初めて。簡単な決意表明的ご挨拶をしました。
09:00 参議院民主党議員総会
10:00 参議院本会議
★議長に江田さん、副議長に山東昭子さんが選出されました。
また、次期臨時国会までの暫定として懲罰委員長に選任されました。
11:00 民主党両院議員総会
12:00 民主党・新緑風会常任役員会
13:00 参議院本会議
13:30 民主党新人議員研修会【1】
14:40 天皇陛下お出迎え
15:00 開会式
15:15 国会役員等記念撮影
15:30 下野新聞取材
17:30 民主党政治改革推進本部
★領収書の公開基準を1円以上に決定。ただ法案の提出次期は
次期国会とすることが合意されました。
18:30 東京翔進会懇親会
■8月8日(水)
10:00 民主党新人議員研修会【2】
13:00 民主党新人議員研修会【3】
15:00 栃木県選出民主党国会議員と会談
■8月9日(木)
10:00 民主党新人議員研修会【4】
14:00 法案提出の各党あいさつ回り。
★年金流用禁止法案と郵政改革凍結法案を提出。
会期は4日間しかなく、今国会中の成立はもちろん無理。
しかし、参議院第1党となった民主党としての決意を示す意味で
提出することとなった。
■8月10日(金)
10:00 参議院法務委員会
10:20 参議院民主党議員総会
11:00 参議院本会議
11:15 参議院民主党国対打合せ
12:20 参議院民主党西岡議員運営委員長と面会
12:30 フジテレビ「報道2001」番組打合せ
13:30 高木民主党衆議院国会対策委員長と会談
■8月11日(土)
08:00 大阪・読売テレビ「ウェークアップ!ぷらす」出演
18:30 宇都宮市西原地区盆踊り大会
■8月12日(日)
07:30 フジテレビ「報道2001」出演
午後 初盆まわり