国会通信 No.759
【辞任の予兆】
2007/9/18 (マンデーレポート759回の要旨)
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【1】 辞任の予兆
【2】 委員長のポスト配分について
【3】 先週の主な活動
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【1】 辞任の予兆
● 安倍総理の最後の本会議演説は、重要部分の読み飛ばしで終わりました。
9月10日午後2時半。参議院の本会議場で、安倍総理は所信演説を始めました。
抑揚のない口調、ありきたりの表現。議場は、そんな安倍総理の演説に最初から
エキサイトしていました。なにしろ、民主党が、歴史的な勝利をし、第1党になった
からにほかなりません。
● 以前の安倍総理は、騒然とした野次にも、時には声を荒げて対峙したことも
ありました。しかし、この日は、なんとなく押され気味。野次を押し返そうとする気合
もあまり感じられませんでした。
● そして議場に配られた演説原稿の最後から2ページ目に来たときのことです。
なんと、洞爺湖サミットに触れた重要なくだりを、丸ごと2行半、読み飛ばしました。
● 安倍総理は、言うまでもなく、歴史的な惨敗を無視して総理の座に踏みとどまりま
した。その非常識な居座りの理由が、実はどうしても日本でのサミットがやりたいから
なのでは、、、こんな憶測が永田町に飛びかっていました。意図的なのか(=そのころ、
もう自分は総理ではないなどと仄めかした?)、疲労の極にあって読み飛ばしたこと
自体、わからないのか?
● 所信表明の原稿の読み飛ばしは、ちょっと大ごとです。なぜかと言えば、原稿は閣
議決定されています。おそらくわが国の演説原稿の中ではもっとも価値の重いもの
なのです。それを読み飛ばすとすると重大な総理の失態になります。
● 「敵に塩を送る」ではありませんが、サミットはどうしたと大声で野次を飛ばしま
した。冷静ならば、気づいて演説終了までに訂正するかもしれなと思いましたが、
最後まで気がつくこともなく演説は終わってしまいました。
● 自席に戻った総理。脱力したように腰を落としました。これで総理の出番は終わり
ました。そしてその後、まだ常任委員長の指名と言う手続きが残っています。ここは、
さっさと本会議場を退出すべきタイミング。それなのに、総理はまだ座っています。江
田議長が、総理に目配せしました。一回、二回と目配せし、三回目、議長のからだを総
理のほうに向き変えて目配せして、ようやく総理は「出なければ」と気づいた様子。よ
うやく、腰をあげました。こんな間の抜けた総理の姿も初めてでした。虚脱状態。まさ
に辞任の予兆でした。
● 演説が終わり、衆議院国対に連絡したら、洞爺湖サミットはしっかり読んだとのこ
と。それでは、いよいよ本会議場での陳謝を要求するしかないかなと判断。議運筆頭理
事の小川勝也氏と相談しながら対応を協議しました。
●突然の辞任がなければ、おそらく議運理事会での与謝野官房長官による陳謝、
本会議場での安倍総理によるお詫びと2行分の再演説となったはずでした。
【2】 委員長のポスト配分について。
● 9月10日、臨時国会冒頭の議員総会で、国対委員長として常任委員長および
特別委員長のポスト配分について与党との交渉結果を報告し了承されました。
● 全部で17ある常任委員長ポストを、ドント式で配分すると、民主が9、自民が6、
公明が2となります。
● 最終的には、個別の議員立法を最優先することに重きを置き、総務、外交防衛、
厚生労働、農水、財政金融、経済産業など、参議院選挙でのマニフェストでお約束した
政策に直結する重要な委員会の委員長ポストをおおむね確保することができました。こ
れらの多くは、いままで自民党が絶対に手放さなかった委員長ポストです。
● 交渉の結果について、特に予算委員長のポストを自民党に渡したことに
ついては、多くのご批判も頂きました。しかし 予算委員会は、個別の法案の審議・採
決をする場所ではありません。年金をはじめとする、議員立法の攻勢をかけていくこと。
これが参議院第1党となった民主党の最大の使命と考えました。そのための苦渋の決
断でした。
● さて、以上の結果民主党が確保した常任委員長ポストは以下のとおりです。
(☆)は、自民党が今まで確保していたポストです。
1 議院運営委員委員長(☆): 議長を補佐し議会運営をする要の委員長です。
2 総務委員長(☆):かつての自治省、郵政省、総務省を所管する委員長です。
3 外交防衛委員長(☆):外務省と防衛省を所管する委員長です。
4 財政金融委員長(★):財務省や金融庁を所管する委員長です。
5 厚生労働委員長(☆):かつての厚生省、労働省を所管する委員長です。
6 農水委員長(☆):農林水産関係を所管する委員長です。
7 経済産業委員長(☆):経済産業省や公正取引委員会などを所管する委員長。
8 決算委員長(☆):決算および会計検査を所管する委員長です。
9 国家基本政策委員長(★):党首討論を主催する委員長。
● また特別委員会の委員長5ポストのうち3つを民主党が得ました。
それは以下のとおりです。
1 災害対策特別委員会
2 政治倫理の確立および選挙制度に関する特別委員会
3 拉致問題に関する特別委員会
● いづれにしても、マニフェストで明らかにした「3つの約束」と「7つの提言」を
中心にした政策を実現するために全力を挙げるしかありません。勝海舟の言葉、
「行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張」を思い出しました。
【3】 先週の主な活動
■9月10日(月)
08:50 民主党参議院国対役員打合せ
09:00 民主党・新緑風会常任役員会
09:20 民主党・新緑風会議員総会
★ 国対委員長として、常任委員長の配分について報告しました。(上記【2】参照。)
10:00 参議院本会議
★ 通常は、国会の初日のスタートは、議席指定と常任委員長の選任手続きから始まり
ます。これが、国会冒頭に行う、「院の構成」に関する手続きです。
しかし、今回は変則的になりました。その理由は、常任委員長配分について
の話し合いが紛糾し、民・自の間の合意がぎりぎりまでかかったためです。
結果として常任委員長の選任は、午後の総理の所信表明演説の後になりました。
11:00 国会関係役員打合せ
★小沢代表ほか、党の幹部が集まって、今国会に望む基本戦略を議論しました。
私は、懲罰委員長として、11:10からの「参議院常任委員長懇談会」に出ざるを得ず。
30分過ぎに遅れて出席しました。
12:40 天皇陛下ご送迎
★衆参の委員長が、国会正面の大広間に結集し、モーニング姿で天皇陛下を
お迎えするのが慣例です。懲罰委員長として立礼。
13:00 開会式
14:10 民主党・新緑風会議員総会
14:30 参議院本会議
★サミット関連の部分を完全に読み飛ばし。総理はかなり消耗しています。
(上記【1】参照)事項について
15:30 民主・自民国対委員長会談
■9月11日(火)
10:00 民主党役員会
11:00 民主党常任幹事会
12:00 民主党・新緑風会常任役員会
17:00 民主党・新緑風会国対報告会
★新たに当選した1期生に対して、菅代表代行に講演をしていただきました。
17:00 民主党政治改革推進本部
■9月12日(水)
10:30 民主党参議院議院運営委員会理事との打合せ
12:00 民主党・新緑風会国対・理事合同会議
15:30 民主党・自民党参議院国対委員長会談
16:30 民主党・新緑風会国対役員打合せ
18:00 小沢代表との懇談会
■9月13日(木)
10:00 民主党・新緑風会議員総会
★ 国対委員長として、常任委員会・特別委員会の配属、理事者の指名を行い、
了承されました。
11:00 民主党・新緑風会国対役員打合せ
■9月16日(日)
13:30 民主党政権交代を実現する会2007年秋研修会
17:00 民主党政権交代を実現する会2007年秋懇親会
■9月17日
10:00 昭和・戸祭地区 敬老会で挨拶。
11:30 御幸南自治会 敬老会で挨拶。
★ソプラノリコーダーで日本の歌を吹きました。皆さんも合唱してくれました。