国会通信 No.764
【委員会付託第1号は「年金流用禁止法案」】
2007/10/22 (マンデーレポート764回の要旨)
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【1】 委員会付託の第1号は「年金流用禁止法案」
【2】 同法案のポイント
【3】 先週の主な活動
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【1】 委員会付託の第1号は「年金流用禁止法案」
●19日(金)の民・自国対委員長会談で年金流用禁止法案を
厚生労働委員会に付託することが正式に合意された。法案の嵐と
マスコミが名付けた議員立法のなかで、委員会に付託されることと
なった第1号である。
●委員会の定例日である23日には、大臣の所信表明が行われる。
また25日には園遊会があり、現在厚労委員会で、園遊会の前後に
またがる長時間の質問を要求し、与党と激しいもみ合いが続いている。
その間隙をついて、なんとか年金流用禁止法案の審議をスタート
させ、できるだけ早く採決し衆議院に送りたいと思っている。
●それにしても、対立案件の議員立法を、官僚の助けなしで
実現することの大変さを、ひしひしと実感してきた。そんななかで
ようやく委員会の審議入りにこぎつけた。その第1号が年金
流用禁止法案である。感慨深いものがある。しかし本会議採決が
もちろん本当の目標である。油断禁物。油断禁物。
【2】 同法案のポイント
●まず、現行法では年金事務費はどうなっているのだろう。
保険料は、年金事務費に流用できないのが原則。しかし、実は、平成10年から
特例法を制定することで、保険料を年金事務費に充てることを認められるように
してしまった。その額は、平成19年度は957億円。みんなの保険料に、
手がつけられているのである。
●更に大きいのは、福祉施設費によって保険料が大きく食い物にされている。
「福祉を増進するために必要な施設」(国民年金法・厚生年金法の第4章)の
建設・運営のために保険料が使われているのは周知の事実。その額は、
平成19年度でなんと1082億円。
●民主党の強い批判を受けて平成19年の通常国会で多少の法改正が行われたが、
その内容はかなりいい加減といって良い。
1 年金事務費に保険料を使って良いことが恒久化されてしまった。
原則と例外が逆転。特例法もいらない。これはまさに改悪である。
2 福祉施設費の規定は廃止された。
しかしその代わりに「事業の円滑な実施を図るための措置」を新設。
そのために、年金広報・教育・年金相談などの事業は行えるし、
またそのための施設建設ならOK。かなり大きな「抜け道」を
作ってくれた。
●こんないい加減な政府の法律はかえって有害ではないか。
そこで民主党の年金流用禁止法案では
1 保険料を年金事務費に充てることは出来ない。
2 現行法の4章規定は 全面削除。福祉事業は完全に認めないこととする。
3 年金広報・教育、年金相談などの「抜け道」となりそうな規定については
必要最小限を税金で負担することとし、国会で厳しくチエックする。
●二度とグリーンピアやゴルフ練習場などの無駄遣いをさせないためには、
完全な抜け道封じをしなければならない。この法案の成立に自公両党も
おおいに協力すべきではないか。
【3】 定例記者会見
●参議院国対委員長としての重要な仕事の一つに定例記者会見がある。
毎週水曜日と金曜日の午後2時からとなっている。テレビで報道される
ことはあまりないが、時々はあるようだ。
●例えば、先週17日の記者会見で給油新法に対する民主党の対案提出
についての見解を聞かれ、今国会で急ぎ提出するとそれは「自民党の
思うつぼではないか」と応えた。
●宿舎に戻って、スイッチをいれて9時のNHKのニュース番組にしたら、
突然自分の顔が大写しになって「思うつぼ」のテロップ入りで、映像が
飛び込んできた。予期していなかったで、思わずのけぞりそうになった。
●以下は、民主党の公式ホームページに掲載されている19日(金)の
定例記者会見の内容である。そのまま再掲した。
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「簗瀬進参院国対委員長は19日午後の定例記者会見で、年金保険料流用禁止法案の審
議入り、防衛省疑惑解明プロジェクトチームの設置を発表した。
簗瀬参院国対委員長は冒頭、民主党が9月14日に参議院へ提出した年金保険料流用
禁止法案について、同日の議院運営委員会で、厚生労働委員会への付託が決定されたと
報告。
審議入りの意義について記者から問われると、年金保険料流用禁止法案について「政
権を取った時に民主党が、対立を前提にしながら出していく本格的な議員立法」との認
識を示した上、「いよいよ委員会審議のまな板に乗った。民主党が政権交代していくた
めの歴史的な第一歩を示すことができた」と意義を語った。
11月10日に設定された会期の前までに、衆議院で審議が可能な状況にするため、
全力を挙げて取り組み、一刻も早い参議院での可決を目指す最も良い方法として、委員
会に直ちに送ることにしたと説明した。
簗瀬国対委員長はまた、予算委員会で指摘された燃料転用疑惑をはじめ、防衛省が関
係した様々な問題が報道されている件に言及。「参議院テロ特別措置法に絡む防衛省疑
惑解明プロジェクトチーム」を設置し、浅尾慶一郎議員(『次の内閣』ネクスト防衛大
臣)が座長を務めると発表した。
同日の外交防衛委員会で、浅尾議員が防衛省の守屋前事務次官の証人喚問を求めたこ
とにも触れて「真剣に取り組まねばならない。様々な調査、整理もして、国会戦術を考
える。来週から直ちに具体的な活動を開始する」と語った。
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【3】 先週の主な活動
■10月15日(月)
09:00 参議院予算委員会
★午後2時半から桜井充議員が質問。
明快かつ迫力十分の質問戦を福田内閣に挑んだ。午後5時直前までの
2時間半の長時間質問を見事にやりきった。さすがである。
第1委員会室の傍聴席には民主党議員が詰めかけ立錐の余地なし。
国対指示の通りの、全員一丸となった取り組みに手応えを感じた。
12:00 民主党参議院国対役員会
18:00 民主党と連合政治センター役員との懇談会
■10月16日(火)
08:40 民主党参議院国対役員会
09:00 参議院予算委員会
★昨日に引き続き、福山政審会長がトップバッターとしての質問戦
の二日目。連日にわたって民主党の姿がテレビでアピール出来るの
である。福山質問も実に鋭かった。それに続く島田智哉子議員、
石井一議員も、それぞれの持ち味を出した素晴らしい質問だった。
12:00 民主党参議院常任役員会
★法案の嵐とマスコミが評する議員立法作戦が続く。
この日は、政治資金法改正案、農業戸別所得補償法案、
イラク特措法廃止法案、保険業法改正案の4本の参院提出が
了承された。その提出時期の判断は、三役に任された。
12:00 宇都宮大曽第3区自治区国会見学挨拶
15:30 民主党役員会
★小沢代表から、与党のいわゆる給油新法案に対しての対案を
出すべきかどうか、みんなの意見が聞きたいと提起された。積極論と
消極論に別れた。積極論者の考え方は、おおむね、小沢代表の考え方
(日本は民生支援を中心に行うべき)を内外共に明らかにし、自公の
意図的な歪曲とレッテル張りに対抗するには、対案の提出である、、
、おおむねそんな考え方である。しかし、私は「生活が第1」という
参議院選挙でのスローガンを指摘。いま参議院で取り組んでいる議員立法
の多くは、このスローガンに相応しいものである。対案をまとめることに
ついてはおおいに賛成だが、今国会に急いで提出する事は、自民党の術中に
はまることになるのではないか、と自説を述べた。議論の結果、その扱いに
ついては、四役と政調会長に一任することとなった。
17:00 民主党参議院国対報告会
18:00 参議院議長と民主党幹部との懇談会
19:00 民主党公務労働政策議員懇談会役員会
■10月17日(水)
09:20 民主党参議院国対役員会
10:00 参議院予算委員会
★予算委員会の応援傍聴は今日で3日となる。何が起こるか
分からないので、できるだけ委員会室に滞留するようにしてきた。
この日は、直嶋政調会長、浅尾慶一郎、津田弥太郎の三氏が質問。
それぞれ見せ場を作り、内容も迫力も充分。直嶋会長は守屋前防衛省
事務次官の証人喚問を要求した。
12:00 民主党参議院国対・理事合同会議
13:40 外務省レク
14:00 民主党参議院国対委員長定例記者会見
14:30 財務省レク
■10月18日(木)
08:00 朝食懇談会
09:00 民主党参議院国対役員会
11:30 国会関係役員打ち合せ
★国会戦術を決める事実上最高の意思決定が行われるのが、ここ。
小沢代表、菅代表代行、鳩山幹事長、輿石会長、直嶋政調会長、
平岡幹事長代理、山岡国対委員長、安住、私の両国対代理などが
主なメンバー。この日は、証人喚問や同意人事について議論。
■10月19日(金)
12:00 民主党参議院国対打ち合せ
13:00 鈴木自民党参議院国対委員長との会談
★断続的に協議してきた年金流用禁止法案の委員会への入り方について
最終確認。この日の午前中に、自公両党の担当者に対して、同法案の
追加説明を行ったことで、自民党としてもこの法案のつるしをおろし、
本会議での趣旨説明・質疑を経ずに厚労委員会に付託することを
正式に合意した。(上記【】参照)
14:00 国会対策委員長記者会見(上記【】参照)
■10月20日(土)
12:00 古賀一成衆議院議員ランチフォーラムにて講演
16:00 柳川川下り、散策
20:00 議員懇談会
■10月21日(日)
07:15 「梶原しげるのNext One」ラジオ電話出演