国会通信 No.765

 【事前リークの悪弊をなおす】

2007/10/29 (マンデーレポート765回の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  【1】国会の同意人事の事前リークは軽い問題ではない。 【2】生みの苦労。 【3】先週の記者会見。 【4】先週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】国会の同意人事の事前リークは軽い問題ではない。 ●先週は、朝日新聞、読売新聞、日経新聞で国会同意人事が、議運に  提案される前に 大量にリークされた。 ●ふざけた仕業である。マスコミは書くのが使命だから、リークされれば  書かざるをえない。私が「ふざけた」といって批判する対象は、仕掛けに  のったマスコミではなく、リークした人事当局すなわち内閣府である。 ●民主党は、このことを絶対に軽視することは出来ない。なぜなら、  国会の同意人事は、官権政治に対して民権政治を守るための重要な  ポイントだからである。先週、衆参ともに事前リークされた同意人事の  案件が議運で提案されることを拒否したのは、至極当然のことである。  ●重要な委員会の委員の任命に、国会の同意が必要とされる理由は何か。  それは、行政を官僚の手にゆだねるのではなく、国民の代表である国会に  ゆだねるためである。この基本を忘れてはならない。 ●事前に意図的に人事の内容をリークし既成事実化する。そして国会の  審議を形骸化する。このような不埒なやり方は、自民党の長期政権  のなかで、ごく当たり前のように行われてきた。この自民党長期政権下の  「常識」がいかに「非常識」であるかを明らかにする必要がある。  官僚政治の跳梁跋扈を助長してきた、同意人事に対するいい加減な対応を  根本からただすために、民主党は明快な対応をしなければならないと考える。 【2】 生みの苦労 ●「法案の嵐」。マスコミが気楽につけたこの名称は、一面参議院  第1党となった民主党の使命を端的にあらわしてくれておりありがたいが、  多面 国対委員長として議員立法実現の指揮官を務めなければならない  私にとっては気の重い言葉でもある。 ●なにしろ、「野党ながら第1党」という歴史は、日本の議会では  いままでなかったこと。したがって、やること、なすことの全てが  「事始(ことはじめ)」の世界なのである。 ●そんな事始の中で先頭を切ってきたのが「年金流用禁止法案」。  そしていよいよ採決の瞬間が現実味を帯びてきた。それとともに、  現場の委員会の与野党理事の間の駆け引きも、緊張度はどんどん  高まっている。 ●先週金曜日、午後4時に始まった厚生労働委員会、30日の  委員会の持ち方をめぐって一触即発のやり取りが続いた。  一応の決着がついたのが、午後6時45分。筆頭理事の家西さん、  谷さん、そして蓮舫さん、3人の理事の奮闘の結果、採決の  日程は決まりませんでしたが、30日の質問日程が決定しました。   ●ギリギリの理事会協議の決着を待って、私、池口、芝の  国対幹部も国対委員長室で待機。現場と連携を取りながら、  様々なバックアップも怠りませんでしたが、まさに  「胸突き八丁」の緊張感が続いています。心底、「新しい時代」の  生みの苦労を味わっています。 【3】 先週の記者会見 (民主党公式ホームページから再掲) ● 10月24日 午後2時 簗瀬進参議院国会対策委員長は、24日午後の記者会見で年金保険 料流用禁止法案の趣旨説明が25日午後の参議院厚生労働委員会で 行われることが正式に決定したとして、「粛々と審議を進め30日 には採決を目指したい」と成立に意欲を示した。 また、被災者生活再建支援法改正案についても、今月中に審議入り する見込みであることも明らかにした。その上で、委員会の理事 レベルでの与党との協議にも応じる意向を示した。 テロ特別措置法に関しては、衆議院では8人の証人喚問を要求して いるが、参議院でも、予算委員会での資料請求、外交・防衛委員会 や決算委員会で、守屋前防衛事務次官、山田洋行の創立者と元専務 の3人の証人喚問を要求していくとした。 さらに、同意人事の扱いについての質問に答え、「政治を霞が関から 議会、国民の代表に取り戻す重要な課題だ」として、同意人事を求 められる審議会などに不要なもの、統廃合すべきものあると指摘、 国民のための行政の視点から慎重に検討する方針であると明言した。 ● 10月26日 午後2時 簗瀬進参議院国会対策委員長は26日、国会内で記者会見し、民主党 提出法案の審議状況等について語った。 前日の25日に趣旨説明が行われ、審議入りした年金保険料流用禁止法案 について、「来週中には何とか委員会採決・本会議採決ができればと 思っている」と表明。厚生労働委員会の理事懇談会の状況を見守っている 段階であるとしたうえで、先の通常国会で与党側が提出した年金関連法と 大差のない分量である以上、「30日一日の審議で十分だと思っている」と 分析。成立への意欲を示した。 また、農業者戸別所得補償法案、被災者生活再建支援法改正案についても 来週早々の趣旨説明と委員会での審議入りを与党に求めているとして、 「本日の議院運営委員会理事会では残念ながら結論に至らなかったが、 29日午後の議運の理事会でぎりぎりの判断をしなければならなくなる 可能性もある」と語った。  国会同意人事をめぐっては、一部の報道で「門前払いの愚」などという 見出しを使い、民主党の対応を批判する記事が出たが、実際には本日の 衆議院議運理事会でも正式提案に至っておらず、参議院議運理事会でも 与党側から言及がない段階であることを明らかにし、国会での議論より 先にマスコミに詳細な情報が流出したことを簗瀬国対委員長は問題視した。  特に、「民主党の判断基準を考慮して人事案が決められた」とする 報道がなされた点について、ここでいう民主党の判断基準とは従前のものに すぎず、参院第一党となった現在、民主党は新たな判断基準づくりに着手 していると報告。「民主党の判断基準を参考にしたというのは与党にとっては 都合のいい言い方だが、私どもはもっともっと突っ込んだ判断基準を 新たにつくっていこうと考えている」と改めて表明した。同時に「この問題は 議運の大きな焦点テーマとなってくる」と指摘し、「事前に人事が漏れるこ とを過小評価してはならない」とも述べた。 新たな基準づくりに向けては30日午前、多岐にわたって議論し、検討の たたき台を示していく段階にあることも明らかにした。 【4】 先週の主な活動 ■10月22日(月) 08:00 第764回マンデーレポート 10:00 弔問 17:00 民主党第1回同意人事検討小委員会 ■10月23日(火) 09:20 民主党参議院国対役員会 10:00 参議院財政金融委員会 10:00 民主党役員会 11:00 民主党常任幹事会 11:30 民主党参議院常任役員会 12:00 民主党参議院議員総会 17:00 民主党参議院国対報告会 18:00 国会コーラス愛好会総会及び練習会 ★11月1日に音楽文化振興議員連盟(音議連)創立30周年の  記念式典が行われる。そこでの出演依頼を受けてしまった。  少し後悔している。国会の状況が様変わり、私も参議院の  国対委員長として大忙し。そんな状況の中で出演予定者の  足並みが揃わない。混声合唱というより各パート一人ずつ程度の  寂しい練習風景。指揮の岡村先生には、小声で「受けるべきでは  なかったかも、、、、」と呟かれてしまった。 ■10月24日(水) 07:40 民主党と日弁連・弁政連との朝食会 09:20 民主党参議院国対役員会 12:00 民主党参議院国対・理事合同会議 14:00 民主党参議院国対委員長定例記者会見       (会見内容は上記【3】) ■10月25日(木) 09:20 民民主党参議院国対役員会 11:30 国対・委員長・会長・NC大臣・副大臣会議 13:50 園遊会 16:00 国会見学挨拶 ★東京後援会の田村さんの仲間達が国会見学。  議長サロンで 江田議長もお顔を出していただき  記念撮影。江田先生 突然のお願いにもかかわらず  花を添えていただき、本当に有難うございました。 18:00 国対懇談会 19:00 国会コーラス愛好会練習 ■10月26日(金) 08:00 民主党税理士制度推進議員連盟総会 09:30 日本放送労働組合、NHK労連幹部と面会 14:00 国会対策委員長定例記者会見       (会見内容は上記【3】)