国会通信 No.767

 【雨降って地固まる】

2007/11/12 (マンデーレポート767回の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】 雨降って地固まる。 【2】 民主党主導の被災者支援法が成立。 【3】 農業者戸別所得保障法案 参議院通過。 【4】 定例記者会見 【5】 先週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  【1】 雨降って地固まる。 ● 7日 両院議員総会。小沢代表は、党内の一致した慰留を受け入れ、  続投を決意した。いままで、自らの弱みを人前で語ったことがなかった  小沢さん。そんな彼が、「プッツンした」という言葉まで使って、疲れ  切った自分、その中でおかした判断ミスの反省を、率直に語った。 ● 「あらゆる意味で、次の衆議院選挙が、自分の最後の選挙になる」  小沢さんは、そんな言い方もした。「あらゆる意味」という言葉に  万感がこもっていると感じた。そのとき、県議5期、テクノ誘致の夢に  倒れた63歳の父の姿が、小沢さんと二重写しになった。 ● 執行部席の2列目で、代表の横顔しか見られなかった。しかし、  声がしめり、目が潤んでいるのは明らかに分かった。私も、目頭が  熱くなった。声が出そうになるのをこらえるのに苦労した。 ● 大連立はなくなった。そのうえで、再び民主党をひっぱる先頭に  立つ決意を改めて述べてくれた。党分裂の危機を乗り越えて、  まちがいなく民主党は大きく成長するだろう。まさに、雨降って  地固まるである。 ● 代表の挨拶が終わった後の拍手は、両院議員総会で聞いた拍手の中で  もっとも長く熱く続いた。 【2】 民主党主導の被災者支援法が成立。 ● 被災者再建支援法が9日の参議院本会議で成立した。ただちに同日  衆議院に送付、委員会・本会議の一気通関で衆でも可決。これが今国会で  成立した法律の第1号となった。 ● 形の上では、民自公三党の共同提案となっているが、参議院先議と  されたことから、民主党の参議院に提出した法案がベースになっていることは  明らかである。 ● また内容的にも、自民党政権が財務省の反対で長年実現できなかった  建物の新築が、はじめて補償対象になったことや、年齢や年収などの補償要件が  不要とされたこと、さらに新潟・能登・台風11号・12号にもさかのぼって  適用できること、など重要なポイントは、すべて民主党の提案が受け入れられた  ものである。 ● まさに民主党主導で、衆参共に通過した法律の第1号である。 ●「法案の嵐」も様々なパターンがある。おおむね以下の3パターンが考えられる。 1 与野党の合意形成が可能なもの。 2 合意形成は難しいものの、法案の発想方法が与党に対して影響を与えるもの。 3 完全対立型。 ● 先週衆議院に送付した年金流用禁止法は、2と3の中間くらいの位置づけ。  今回の被災者再建支援法は1。さらに農業戸別保障法は2。そしてこれから  審議する予定の肝炎は1、イラク特措法廃止法案や郵政株式譲渡凍結法案は3。  そんな感じだろうか。 ● ただ一言 言っておきたいのは、この様な法案への対応と党首会談は  まったく無関係である。党首会談があろうとなかろうと、水面下ではメリハリを  つけた対応を考えていたのである。また、広範な事前協議はしないことも  変わりない。 《被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案(高橋千秋君外4名発議)》の骨子   「被災者生活再建支援金の支給について被災世帯の世帯主の年齢及び収入に係る要件を  廃止し、被災者生活再建支援金の額について百万円に、居住する住宅を建設し、又は購入  する世帯については二百万円、居住する住宅を補修する世帯については百万円、居住する  住宅を賃借する世帯については五十万円を加えた額とする等の措置を講ずる。」 【3】 農業者戸別所得保障法案 参議院通過。 ● この法案も、8日に委員会採決、そして9日の参議院本会議で賛成多数で可決され、  衆議院に送付された。自民、公明両党は残念ながら反対したので、衆議院では否決され  ることは必至である。 ●  しかし、まず驚いたのは、発議者の民主党議員たちの堂々たる答弁振りである。  また、参議院の審議の状況を、衆議院の与党の皆さんが、傍聴に来ていたことである。 ● 従って、仮に成立できなくても、これからの農業政策の基本に対して重要な影響を  与えることは間違いないと確信している。とにかく日本の農業予算3兆円の半分近くが  農業「土木」予算に費やされている。一方欧米の先進国の農業政策の基本は、すでに  農業者の所得保障政策にシフトしている。この流れを、今回の参議院で成立した法案が  わが国においても加速することは間違いないと考える。 ●《農業者戸別所得補償法案(平野達男君外4名発議)》の骨子   「食料の国内生産の確保及び農業者の経営の安定を図り、もって食料自給率の向上並びに  地域社会の維持及び活性化その他の農業の有する多方面機能の確保に資するため、農業者  戸別所得補償金を交付する。」 【4】 定例記者会見 ● 2007/11/09(金)におこなった記者会見の概要です。(民主党hpの再掲) 「イラクからの撤退、肝炎救済、郵政株式凍結法案を優先に」  簗瀬参院国対委員長が延長国会での方針を  簗瀬進参院国会対策委員長は、9日午後定例の記者会見で、延長された国会での、優先 させる議員立法について、イラク特別措置法廃止法案(イラクからの自衛隊撤退法案)、 肝炎被害者救済のための法案、郵政株式売却凍結法案(郵政民営化見直し法案)の3 本の審議を優先させる方針を明らかにした。  特に、イラク特別措置法廃止法案は、衆議院から送られてくるだろう新テロ対策法案 の審議の前提として、この法案の決着なしに、新テロ対策法案の審議には入らないこと を明言した。また、防衛省の疑惑解明、証人喚問も必要だとして、守屋前防衛事務次官 の喚問が15日に正式決定したことも明らかにした。さらに、逮捕された山田洋行の宮 崎元専務に対する証人喚問も、引き続き追及、工夫していきたいとした。  また、2つの法案(被災者生活再建支援法改正案、農業者戸別所得補償法案)が参議 院本会議で可決したことについて、「こういう経験で我々が成長していることを実感す る」として、政権担当能力を身に付けつつあるとの認識を示した。  特に、被災者生活再建支援法改正案が、参議院本会議で可決、衆議院本会議でも可決・ 成立したことに関して、「この国会での成立第1号。これが参議院から衆議院に送られた ことは、参議院で我々の力を象徴するもの」と高く評価した。    さらに、小沢代表の続投について「目頭が熱くなった」として、これで代表の求心力 は高まり、「本当の意味での民主党にふさわしいリーダーになった」との感想を語った。 【5】 先週の主な活動 ■11月5日(月) 08:00 第766回マンデーレポート 11:00 民主党参議院三役会議 13:00 民主党臨時役員会 ★ 小沢代表の辞任表明を受けて議論。  連立の問題については先週決着済み。参議院は、小沢代表の強いリーダーシップを  受けて議員立法について取り組んできた。慰留と言うよりもむしろ小沢代表は続投  責任があるとの意見を述べた。 14:00 同意人事検討小委員会 ■11月6日(火) 09:20 民主党参議院国対役員会 10:00 参議院財政金融委員会 10:00 民主党役員会 11:00 民主党常任幹事会 12:00 民主党参議院常任役員会 13:00 参議院財政金融委員会再開 17:00 民主党参議院議員総会 ★3班に分けて代表辞任についての意見交換会をすることに。私は、3年未満の議員  対象の会を司会することになった。この班には菅代表代行が来て頂き、丁寧な事情  説明と質疑応答に応じてくれた。慰留に異を唱える発言はなかった。 18:30 民主党参議院国対報告会 ■11月7日(水) 08:00 自民党鈴木参院国対委員長と会談 ★外交防衛委員会の証人尋問についてやりとり。 11:30 民主党参議院国対役員会 12:00 民主党参議院国対・理事合同会議 14:00 民主党参議院国対委員長定例記者会見 16:30 民主党両院議員懇談会 ★上記【1】参照 ■11月8日(木) 08:00 朝食懇談会 09:20 民主党参議院国対役員会 12:00 国対・委員長・会長・NC大臣・副大臣会議 13:15 同意人事検討小委員会 ■11月9日(金) 08:00 NTT労組情報通信政策研究会・勉強会 09:00 民主党参議院国対役員会 09:20 民主党参議院議員総会 10:00 参議院本会議 ★上記【2】【3】参照 11:30 民主党衆参国対打合せ 14:00 国会対策委員長定例記者会見 ★上記【4】参照 ■11月11日(日) 09:30 大田原市議戦 ましこ岩夫候補 出陣式 激励演説。 10:00  同上    井上まさとし候補 激励演説。 11:00 神長家・川野家結婚式 祝辞。「しのぶさん おめでとう」