国会通信 No.768

 【おかしな審議拒否 他】

2007/11/19 (マンデーレポート768回の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  【1】肝炎審議入りを妨害するためのおかしな審議拒否。 【2】防衛省の疑惑解明に全力。 【3】定例記者会見  【4】先週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】肝炎審議入りを妨害するためのおかしな審議拒否。 ●法案の嵐の第4番目、それは肝炎被害者支援法案である。  しかし、その審議入りを妨害するために労働2法案をたてにとって  参議院の与党はおかしな審議拒否をしている。わたしには  そう思えてならない。 ●先週ようやく衆議院から送付された労働2法案の審議が厚生労働委員会で  スタートした。定例日を3日も無駄にされた挙句の審議入りである。 ●それまで、参議院の厚生委員会は審議がフリーズ状態。その主な理由は、  与党のおかしな国会対応に尽きる。何しろ、先週の9日につるしをおろして  委員会に付託した労働2法案の審議入りに応じようとしないのである。  労働2法案を提出したのは自公政権である。自ら国会に提出した法案を  人質にとって、審議に入らないといった前代未聞の抵抗戦術をとったのである。 ●抵抗の理由は、委員長提案の2法案(介助犬と中国残留孤児)の審議を  先にするべきだというのである。冗談ではない。委員会の審議の順番を決めるのは  議院運営委員会である。議運が先に委員会に付託したほうを先に審議するのが  いわゆる委員会の「先いれ、先出し」の原則なのである。これを全く無視した  極めて非常識な主張である。また委員長提案を先にする慣例など全く存在しない。 ●そして労働2法案は、政府提案の法律である。  それを通すのはむしろ与党の責任なのだ。自分で提出した法案の審議  を自分で拒否をするのは全くの自己矛盾である。 ●おそらく、民主党の次に待っている議員立法は肝炎被害者対策法案。  民主党が被害者の皆さんと丹念に作り上げてきた法案の審議入りはなんとか  阻止したいと考えているのであろう。そして、衆議院での  自公提出の対案準備の時間稼ぎをしているのは見え見えである。  救済法案の成立を心待ちにしている多くの肝炎被害者の皆さんを無視した  党利党略優先の姿勢は許せない。   ●このような横暴な理由なき審議妨害は強く臨むしかない。国対委員長として  強行採決も視野において強い姿勢で対応するようにお願いした。結果として  なんとか木曜日の労働2法案の委員会審議入りにこぎつけた。自公の姑息な  抵抗との戦いの小さなエピソードであった。 【2】防衛庁の構造的「闇」の解明に全力を。 ●15日(木) 外交防衛委員会で山田洋行社長の米津氏の参考人質疑と  前防衛省次官の守屋氏の証人質問を行った。 ●かつてケーエスデー事件の村上正邦氏の証人喚問を行ったときのことを  思い出す。テレビの前での質問はただでさえ緊張する。まして偽証罪の制裁を  背景にしての追求となるとさらに緊張する。村上氏は証人喚問の直後に逮捕され、  「参議院の天皇」といわれた地位から即座に転落した。下手な追求をすると  国民の批判も浴びる。そんな緊張感は今も忘れられない。 ●そんなプレッシャーの中で大久保、犬塚、浅尾氏は本当によくやってくれた。  そんななかで、額賀、久間両氏の名前が飛び出した。 ●永田町の潮目は一挙に変わった。 ●今週は、額賀財務大臣を所管として有する委員会の決算、金融財務委員会で  防衛庁の癒着の構造を徹底的に追及していくことになる。給油新法にかかる前の  先決問題として、疑惑解明が当然先になる。   ●わが国の21世紀の安全保障政策の確立のためには、シビリアンコントロールや  公共調達にからむ不明朗な闇の構造を一掃する必要がある。給油新法の議論に  簡単に入ってはならないと考える。   【3】国対委員長 定例記者会見。(民主党hpから再掲)  ● 2007/11/14 「テロ新法の前にイラク撤退法審議と防衛省疑惑解明に全力挙げる。」  簗瀬参院国対委員長。 簗瀬進参議院国会対策委員長は14日午後、国会内で定例会見を行い、参議院での与党 の国会対応が正常に行なわれていないことに関して言及した。  冒頭、簗瀬参院国対委員長は、「内閣提出の法案を委員会質疑が可能な状態になって いるにもかかわらず、応じてこない。審議拒否戦術を行なっているか、またはあたかも 我々が審議拒否をしているように見せかけようとしている」と、国会運営に対する与党 への不信感を表した。  また昨日13日、参議院に送付された、新テロ対策特措法案に対する取扱いの基本的 な考え方として、「まず、閣法も議員立法も優劣なしで取り扱う。我々は既にイラク特 措法廃止法案を提出している。論理的にも時間的にも新テロ特措法案の前提としてイラ ク特措法廃止法案に関する審議を行なわなければいけない」と語った。  さらに簗瀬参院国対委員長は、「前提問題としてイラク戦争との関係を明らかにする という意味でもイラク特措法廃止法案をしっかり審議する。また防衛省に関係する疑惑 の解明を行なう。『イラク、疑惑、給油新法』という順番で整理をし、国民の皆さんに 問題点を明らかにするために質疑を行なう」との考えを示した。  続いて、民主党が今国会で提出している議員立法について、「既に与党への事前説明 も終わり、直ちに委員会での審議を開始したい法案が何本もたまっている。特にイラク 特別措置法廃止法案、郵政民営化見直し法案、特定肝炎被害者救済法案である」と述べ 、審議入りしない与党を強く批判した。  さらに、同日参議院本会議で否決された同意人事案に関しては、「官僚が全ていけな いという訳ではなく、出身官庁の機関にOBが入っていくことで適正な判断ができると は思えない。それぞれの機関の必要性や職務に対応する人事を行ない、国会が霞ヶ関に 対して主導的なチェック機能を果たすとこが重要である」と判断基準を示した。 ●2007/11/16 「防衛省の疑惑解明を最優先に」               簗瀬参院国対委員長 簗瀬進参院国会対策委員長は16日午後、国会内で定例会見を行い、19日の本会議に おいて与党側が求めていた給油新法の趣旨説明・質疑が行われないことが確定したと報 告。(1)イラク特別措置法廃止法案(イラクからの自衛隊撤退法案)、肝炎医療費助 成法案、郵政株式売却凍結法案(郵政民営化見直し法案)の議員立法3案の審議入り( 2)防衛省の疑惑解明の優先――を求めていたが、再三にわたる自民党国対委員長との 会談で明確な回答が得られなかったとして、その経過を説明した。  15日に行われた参院外交防衛委員会での守屋前防衛事務次官の証人喚問により「新 たな疑惑が深まった」との見解を明示。証言の中で、山田洋行元専務との宴席に同席し た人物として、額賀財務大臣と久間元防衛大臣の存在が明らかになったことについて、 単なる接待疑惑、公務員倫理の問題に留まらず、「日本の安全を守るための防衛庁から 防衛省へと長年に渡る構造的な問題点である政官業の癒着の構造が、極めて明快な形で 姿を現しつつある」と指摘。「疑惑解明を最優先の課題にしなければ本当の意味での議 論はできない」ことを強調した。  また、額賀財務相の名前が挙がったことに関しては、衆議院では19日の決算委員会 、22日の財務委員会で疑惑追及を中心に議論するよう与党に求めているとの方針を明 示。参議院ではその状況を見て今後の対応を判断していくと語った。  さらに、この問題について見解を求められた福田首相が「宴席に臨むことがある」と した発言に言及。「李下に冠を正さず」のことわざの通り、疑惑を持たれるような宴席 は避けるのが常識であるとして、このことからも国民感覚との乖離していると批判した 。 【4】 先週の主な活動 ■11月12日(月) 08:00 第767回マンデーレポート 13:00 民主党同意人事検討小委員会 14:00 民主党国会関係役員打合せ 16:00 鈴木自民党参議院国対委員長との会談 ■11月13日(火) 09:20 民主党参議院国対役員会 10:00 民主党役員会 11:00 民主党常任幹事会 12:00 民主党参議院常任役員会 16:00 民主党のネクスト厚生労働大臣の山田正彦衆議院議員ほか要請。 ★自立支援法の議員立法手続きを早く進めてほしいとの要請あり。 (参照【1】) 17:00 民主党参議院国対報告会 ■11月14日(水) 07:30 鈴木自民党参議院国対委員長と会談 08:00 東京翔進会朝食会 09:00 民主党参議院国対役員会 09:20 民主党参議院議員総会 10:00 参議院本会議 ★あがり法案の処理と同意人事。  3名の否認。「まな板の上の鯉が包丁を持ってはならない。」  役所のOBが出身官庁のことを厳しくチエックすることなど  とても無理である。それが厚生省OBの3人を拒否した理由である。 10:20 国対役員、厚生労働委員会理事、議運理事打合せ (参照【1】) 12:00 民主党参議院国対・筆頭理事合同会議 14:00 民主党参議院国対委員長定例記者会見 (参照【3】) 18:30 民主党参議院常任役員会懇親会 ■11月15日(木) 08:00 民主党朝食懇談会 09:20 民主党参議院国対役員会 09:30 外交防衛委員会参考人質疑傍聴 13:00 外交防衛委員会証人喚問傍聴 ■11月16日(金) 10:00 民主党参議院議運理事との打合せ ■11月17日(土) 16:00 栃木民団地方本部にて講演