国会通信 No.778

 【あたご衝突事件の徹底審議を】

2008/2/25 (マンデーレポート778回の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■  【1】衆の予算委員会で、「あたご」衝突事件の徹底審議を。 【2】参議院は、「議員立法のツナミ」作戦で。 【3】日銀総裁人事について 【4】定例記者会見  【5】先週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】衆議員予算委委員会で、「あたご」衝突事件の徹底審議を。 ●衆議院では、本予算の審議がいよいよ大詰めを迎えてきた。  21日(木)には道路問題での集中審議。22日(金)は中央公聴会。  連日、菅、岡田、前原、長妻、馬渕など名だたる論客が予算委員会で  質問に立ち、与党を徹底して追い詰めている。 ●さらに先週は、イージス艦「あたご」の事件が発生し大問題となってきた。  防衛省のさまざまな不祥事の集大成が一挙に押し寄せてきた印象ではないか。  しかも石破大臣みずから、被害者の口を借りて「政争の具」にしてはならないなど  と仄めかす。あまりにも恥知らずの言動ではないか。 ●「そこのけ、そこのけイージス艦が通る」とばかり、小さな漁船が雲集している  東京湾入り口で「自動操縦」をし続ける。信じられない横暴な操船ぶり。  しかも率直かつ迅速な情報提供とは程遠い隠蔽体質。 ●海上幕僚長の首を早々と提供して、防衛大臣が逃げ込みを図ろうとする  姿勢も許せない。事実関係の徹底的解明が完了するまでは、被告人席に  とどまらせるべきだ。そして、その跡に問責を含む、存分な責任追及を  行うべきだ。これが当然の順序だと考える。 ●まずは、衆議院予算委員会で、このことの徹底追及を行うための  集中審議をすべきであろう。いまの防衛省の体制で、本予算の執行能力が  あるかどうか。徹底論議すべきである。これは衆議院予算委員会の  重要なテーマが新たに付け加わったと言わざるを得ない。 【2】参議院は、「議員立法のツナミ」作戦で行く。 ●参議院第1党となった民主党。その「精力善用」は、議員立法の徹底強化しかない。  国対委員長就任以来そのことがもっとも強く私の念頭にある。 ●臨時国会では、「法案の嵐」作戦と言われたが、さらにそれをバージョンアップして  「議員立法のツナミ」現象といわれるくらい、何波にも分けて議員立法を展開していき  たい。政争よりも立法を。精力善用はこの発想で果たすべきだろう。もっとも、両者が  相乗効果を挙げることがもっとも望ましいのは言うまでもない。 ●ツナミ第一波はなんといっても予算関連の立法である。予算機能転換法案、  予算透明化法案、道路特定財源の廃止法案などが中心となる。そしてツナミ  第二波以下は、個別の政策分野での法案の波になるだろう。たとえば、  教育部門だけでも10本前後の法案を検討している。全体を整理するのに、  若干時間がかかっているが、臨時国会から継続しているものも含めて、  できるだけ参議院から、衆議院に送って行きたいと考えている。 【3】 日銀総裁人事について ●先週18日の月曜日、人事検討小委員会が開催された。席上、  人事検討ルールの野党提案の4項目について、与党が丸呑み  してきたとの報告が行われた。 ●衆参各自はもちろんのこと、場所は議運の「理事会」ではなく「委員会」で。  議事録も本会議の採決後、直ちに公開。同意の対象者も、「総裁」  のみならず「副総裁」も含む。満額回答に近い以上もちろん異存はない。  ただし、手続きで合意することと、提案された「人」に同意することとは、  まったく別であることも確認された。 ●ただ、委員会の持ち方、マスコミや傍聴者の取り扱い、質疑の時間配分など  細部にわたっては、表舞台である衆参の議運の理事会で決めていただくことと  した。 ●この際、最近良く報道される「財金分離」と言う原則について触れておきたい。  「財」は、その国の財政機能を担う部署のこと。かつての大蔵省、そして現在の財務省  に象徴される。つぎに「金」は、その国の金融機能あるいは全体的な金融機関の  ことを意味する。その頂点に位置するのが「日銀」などの中央金融機関である。 ●この国では、長く金融機能が財政機能の「補完」に使われ、「下請け」と  されてきた。大蔵省にとっては、日銀以下の金融機関は、国債の引受機関であり、  公定歩合の上げ下げで経済の緊縮・緩和を上手に行うためのリモコン装置であり、  天下りの網羅的な受け皿機関でしかない。 ●まさに、この国は、長らく大蔵省が巧妙に支配してきた国なのである。その支配の  仕組みの中心に日銀が位置づけられてきたことは言うまでもない。だからこそ、  私は「財金分離」にこだわるのである。この国の支配を官から民にとりもどし、  官僚主権から国民主権の国にするためにも、日銀人事の問題でいい加減な対応は  するべきではないと考える。 【4】定例記者会見 (民主党hpから再掲) ■ 2008/02/20(水 参議予算審議では対案を持って論戦に挑む 簗瀬参院国対委員長 簗瀬進参議院国会対策委員長は20日午後、国会内で定例の会見を行い、参議院での予 算審議と予算関連法案の対案の取扱いや日銀総裁をはじめとする同意人事のあり方など について、記者団に語った。 (予算関連の対案について)  はじめに簗瀬参議院国対委員長は、衆議院で行われている予算審議に触れ、予算、財 務金融、総務、国土交通の各委員会が主な舞台となっていることから、いよいよ衆議院 では予算の執行法も議論の終盤に差し掛かっているとの所感を述べた。その上で、「我 々は予算関係については、政策調査会が中心となって『租特透明化法案』や『予算機能 転換法案』など何本かの対案の準備を行なっている。今後政調と国対で総合的に分析し 戦略を決めていく」と「国民の生活が第一」の考えの下にまとめた対案を持って、参議 院での予算審議の場で論戦に挑む方針を明らかにした。 (国会同意人事について)  次に簗瀬参議院国対委員長は、同意人事について、明日の議院運営委員会の理事会で 参議院における人事案件についての取扱いの議論が行われるとの見通しを示した上で、 「人事の取扱いも今までとは様相を異にしている。今まではありえなかったことである 。国会の表舞台で堂々と議論が出来るような環境を整える大きな一歩となった」と、参 議院で民主党が第一党になったことで重要な同意人事案件を精査することが可能になっ たと評価した。 (天下りの頂点が日銀総裁)  さらに日銀総裁人事の人選についても簗瀬参議院国対委員長は、「日銀総裁というの は、天下り人事の頂点に位置づけられる。大きなこの国のあり方を変えていける大きな チャンスでもある」と、官僚主導、特に財務省支配のこの国を根本的に改革するという 観点から考えるべきとの見解を示した。 (新たな超党派議連の動きについて)  北川正恭・前三重県知事らが1月に結成した運動組織「せんたく」に国政レベルで支 援しようと党派を超えた国会議員が議員連盟の結成に向けて準備会合を開いたことにつ いては、「政治のテーマは、政権交代の緊張感を持った政治であるかどうかである。政 治改革の最大のテーマは政権交代ができる仕組みをこの国に生き生きと根づかせること である」と理念を語った。  さらに、簗瀬参議院国対委員長は、「大きな2つの政党が政策を持って対峙し、選挙 の際に政党を通じて政策を選択してもらうために切磋琢磨して争うような構図が望まし い」と持論を展開した。 ■2008/02/22 石破防衛相に対する問責決議の前に事故原因究明を徹底的に 簗瀬参議院国対委員長 簗瀬進参議院国会対策委員長は22日午後、国会内で定例の会見を行い、日銀総裁をは じめとする同意人事のあり方やイージス艦衝突事故に伴う石破防衛相への問責決議の取 扱い、参議院での議員立法の提出などについて、記者団に語った。  はじめに簗瀬参議院国対委員長は、予算審議の主戦場となっている衆議院予算委員会 をはじめとする3委員会について、大変緊迫した状況で論戦が繰り広げられているとの 所感を述べた。その上で「参議院としてはしっかりとバックアップする対応をしていく 」と、参議院での予算審議の場で論戦に挑む準備をしていると語った。 (同意人事の「公開」について)  次に同意人事の所信聴取について、両院の議院運営委員長が公開の場で行う方向で話 しがなされているとの質問に対して、簗瀬参議院国対委員長は、個人的にはと前置きし た上で、「米国議会では人事について活発な質問を行っている光景を良く見るが、日本 もその方向に向かうことが自然の流れだと思う。特に重要なポジションについては、国 会の表舞台で堂々と議論する。それを国民はリアルタイムでみて判断する姿が望ましい 」との考えを表した。 (参議院先議の案件について)  続いて、先般「閣法を参議院先議では基本的に取り扱わない」と国対での一定の方針 を出したことにつき、その後の考えを問われたことに対して簗瀬参議院国対委員長は、 閣法も議員立法も対等であるとの基本的な考えに立って、「我々が参議院第一党になり 、今国会は先の臨時国会での『法案の嵐』を超えて、『法案の津波』作戦で臨む」と意 気込みを述べると同時に、「しかしながら頑なに参議院先議を受けないということでは なく、『法案の津波』作戦と整合性の取れた形で結論を出していく」との方向性を示し た。 (イージス艦の衝突事故について)  またイージス艦の衝突事故に伴い、石破防衛相の責任と問責決議の取り扱いについて の質問に対して、「非常に重要な関心を持っている。しかし、第一に被害に遭われた方 の救出と、原因究明を行なわなければならない」と厳しい面持ちで述べた。  さらに「見張りが漁船を発見して手動操縦に切り替えるまでの11分の空白は何だっ たのか。回避活動も出来たはずである。加えて海上衝突防止法の観点から見ても法律違 反の問題も出てくるのではないか」と様々な点で起きる疑問を呈し、原因究明と何故誤 った対応になった実態の解明をまず行い、その上で問責決議の取扱いについて検討する との考えを明らかにした。  簗瀬参議院国対委員長は石破防衛相の「被害に遭われた家族が『政争の具にしないで 欲しい』と言っていた」と自らが発言したことについて言及し、「非常に違和感を覚え る。責任回避をしているようにしか聞き取れない」と批判した。加えて吉川・海上幕僚 長が事故を受けて更迭されることについての質問にも、「責任論が大臣まで行くのを早 手回しにガードしようとしたと思われても仕方がない」との防衛相の体質に対してあき れるように語った。 (法案のツナミ作戦について)  最後に簗瀬参議院国対委員長は、『法案の津波』の目玉として「租特透明化法案」と 「予算機能転換法案」を挙げ、「財政民主主義の基本にこの国は立っているのか。本当 に国民のためにお金が使われる仕組みが確立されているのかと、問いかける法案である 」と説明した。提出時期などについては状況を見極めて対応を行なっていくとの見通し を示した。 【4】 先週の主な活動 ■2月18日(月) 08:00 第777回マンデーレポート 09:30 民主党県連「第20回連合との定期協議」 11:00 法律相談 13:00 故林トク様告別式  17:00 同意人事検討小委員会 ■2月19日(火) 10:00 民主党役員会 10:00 第169常会提出法案ヒアリング 11:00 民主党常任幹事会 12:00 会派常任役員会 17:00 国対報告会 ■2月20日(水) 11:30 国対役員会 12:00 国対・理事合同会議 14:00 国対委員長定例記者会見 ■2月21日(木) 10:00 政権交代を実現する会 役員会 ★鳩山さんを中心とする同会の今後の運営方針について議論。  席上、昨日発足した議員集団の「選択(洗濯)」について発言。  「ミイラ取りがミイラに」ならぬよう、また支持率低下の自民党関係者の  延命効果に利用されないよう、注意喚起。本筋は「政権交代のシステム」を  作ることにあることを忘れてはならないと思う。 11:45 唐カセン中国国務委員訪日懇親レセプション ★国際交流委員長時代に訪中し、同氏にお会いして以来のこと。  国務委員ということは、胡政権の「閣僚」と言うこと。唐先生は外交担当。  流暢な日本語を駆使し、心安くも同時に手ごわい外務大臣が出現した。 ■2月22日(金) 14:00 国対委員長定例記者会見 18:00 国対関係懇談会 ■2月23日(土) 11:45 渡邊崇様・坂本恭子様挙式・披露宴 ★姪の恭子の結婚式。父親代わりにバージンロードを歩き、お開きの際は  新婦側の親族を代表して挨拶した。さまざまな因縁を思い、感極まった。  感謝と祝福の思いに満たされた。 18:30 志宝会新年会 ★工藤正志市議の新年会。 ■2月24日(日) 11:00 日本民謡協会の西満佐登志さんの「民謡貢献賞」受賞祝い。 ★同協会の名誉顧問として出席。 13:30 宇都宮市民ユニオン第8回定期総会