国会通信 No.787

 【先週の記者会見より 他】

2008/4/28 (マンデーレポート787回の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】先週の国対委員長記者会見 (民主党hpから加筆) 【2】先週の主な活動。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】先週の国対委員長記者会見 (民主党hpから加筆) (民主党hpをベースに簗瀬自身が加筆したカ所もあります。) ■ 2008/04/23 与党が再議決するなら直ちに解散し、民意を問うべき 簗瀬参院国対委員長    簗瀬進参議院国会対策委員長は23日午後、国会内で定例の会見を行い、  衆院山口2区補選に対する参議院民主党の取り組み、暫定税率にかかわる  税制改正法案の再議決、後期高齢者医療制度の問題点などについて、記者団に  語った。 《山口2区の補選 全力で支援を》  はじめに、輿石参議院会長が衆院山口2区補選の応援のために山口を訪れた  ことを報告。民主党参議院を挙げて同補欠選挙勝利に向け、一丸となって  国会内外で取り組んでいくことを語った。また同補選の結果が4月末から5月にか   けての大きな政局のポイントになるとの認識もあわせて示した。 《3分の2の強権発動は、二院制否定の暴挙》  次に来週29日に暫定税率を維持する税制改正法案の見なし否決により、  30日にも与党側は衆議院で再議決する方針を固めていることに対して、  「参議院無用論に間違いなくつながっていく。この国の2院制を否定する  大変な暴挙である」と声を大にして与党を非難した。 《3分の2の大権発動なら、ただちに解散ではないか》  さらに、「与党側が衆議院で3分の2の議席で再議決するならば、ただちに  衆議院を解散して、民意のありかがどこにあるのか福田首相自らが問うべき  必要性がある」との考えを表した。  その理由として、解散ありの衆議院と解散なしの参議院の二院制は、  自動的に民意の選挙による確認の時点をずらすこととなること、  さらに従前の民意(2年7ヶ月前の衆議院選挙)と  直前の民意(8ヶ月前の参議院選挙)が明らかにずれていること、  それにもかかわらず従前の民意(衆の3分の2の自公の議席)で  争点の法律案の再議決するとしたら、当然【現在の民意】を問うべき  であること、すなわち衆議院の解散をすべきであると主張した。  《2段階論に、知らぬ間に滑り込まされた「問責」》   伝統的な政治理論では、衆議院が、憲法59条の3分の2の再議決を   行ったら、ただちに解散総選挙を行って、現時点での民意を   問うべきであるとの考え方が一般的だった。   しかし、昨年の参議院選挙で民主党が第1党となって以来、   じわじわとこの考え方に変更が加えられていったことを指摘した。      すなわち    旧来的な @ 3分の再議決  A 衆議院解散の 二段階論に   参における「問責決議」の可決が挟み込まれ   @再議決 A問責決議 B解散 の三段階論に変えられていった。   3分の2の再議決が簡単に行えるような環境づくりが、   見事に進んでいったと言うべきであろうと指摘した。   (以下は会見では言わなかったことだが、    現在では、さらに、もっと後退して、    問責決議に法的拘束力なし、などといった    解散しなくても良い雰囲気となってしまっていること。    自民党の世論操作は 本当に上手だと思いますね。) 《採決は、まだ行うべきではないこと》  続いて簗瀬委員長は、税制改正法案の採決を与党側が求めていることに対して、 「  財金委員会、総務委員会でもまだまた議論が尽くされていない」の見解を  述べるとともに、道路整備費財源特例法改正案を財政金融委員会に付託した  理由について、お金が入ってくることとお金の使い道を一体的に議論することで  初めて本当の意味での密接な議論ができる」との考えを示し、  採決の時期(=国税・地方税の歳入法案と、財源特例法の採決)は二段階  でやるのではなく、同じタイミングで行うべきであると主張した。 《後期高齢者医療、2年前の強行採決を忘れるな》  また、後期高齢者医療制度に対する政府・与党の取り組みに対して、  「実際に制度がスタートしてしまってから、マスコミや与党サイドが  問題点を指摘し始めたことは非常に残念」との所感を述べ、  同制度は2年前、小泉元首相のもと、医療制度改革の一環として与党に  よって強行採決されたものであることを指摘。  「当時もう少し大きく取り上げられていたら、この問題点は深く意識され   てきただろう」としたうえで、先進国の中でも後期高齢者だけを特別に   切り分けて、年金からの保険料の天引きを行うなどといった制度は   みあたらないことを指摘、国民の生活を顧みない政府・与党を批判した。 《「見直し議連」よりも「ざんげ議連」ではないか》  与党のなかで、後期高齢者医療制度の見直し議連が出来たことを  マスコミは好意的に報道したようだが、参加者全員が、2年前の  強行採決に加担した議員であることを忘れてはならないと指摘。  見直し議連の前に、自己反省、自己批判が必要ではないか。  むしろ「見直し議連」ではなく、強行採決をしたことの懺悔(ざんげ)議連でも  立ち上げるべきであると 皮肉った。 《「消えた年金、それでも天引き」》  さらに、簗瀬委員長は、一方で消えた年金問題は全く未解決のまま  同制度が施行されたことに強い怒りをしめし、このような与党に対し  「消えた年金、それでも天引き」のキャッチフレーズのもと、しっかりと  戦いを挑むべきであると指摘した。 ■ 2008/04/25 かつての責任政党・自民党は、確実に崩壊の過程を歩み始めた                           簗瀬参院国対委員長 簗瀬進参議院国会対策委員長は25日午後、国会内で定例の会見を行い、同日開催され た参議院本会議での与党の対応や「思いやり予算」に対する党の考え方などについて、 記者団に語った。  はじめに、同日開かれた参議院本会議での与党の対応について、「かつての責任政党 であった自民党は、確実に崩壊の過程を歩み始めた」と所感を示した。 《思いやり予算、与党は6人も欠席した。》   まず同日、午前10時開会の参議院本会議で「思いやり予算」  (在日米軍駐留経費負担)の採決が行われたが、  賛成100票、反対127票で否決されたとの事実を報告した。  そしてその際、自民党に6名もの大量欠席者が出た事実を指摘し、  条約の成立に全力を尽くすべき責任政党としての自民党の姿勢は  極めて問題であると指摘した。 《日米関係を重視しつつ「否決」としたことの理由は》  民主党の対応については、「党内でも十分議論を尽くした、  非常に重要な法案の採決であった」と感想を述べ、  「日米関係の基本的な考えは認識しつつも、  健全かつ緊張感のある友人としての厳しいパートナーシップを築いて  いかなければならない」と判断しての「否決」であったと解説した。  さらに、米軍基地で働く人たちの立場も踏まえた形での  新たな対応を求めていくことも強調した。 《自民党は、動議を出す資格はない》  自民党は、午前の本会議で、財政金融委員会と総務委員会について、  双方の委員長に、「委員会の審議を省略して中間報告を求める」動議を提出し、  本会議での採決を求める緊急の動議を出した。  さらに、その採決について記名投票で行うよう動議を出した。    これは、二つの委員会の採決が出来ないことに対する非常手段であった。  しかし、この動議は、午後の本会議であっさりと否決された。  その票数は賛成90票、反対129票。  午前中の採決よりも、与野党の票差は広がってしまった。  そのうえ、記名投票を求めた自民党から16名もの棄権者が出たのである。    簗瀬国対委員長は、このような事実経緯を説明した上で、  もはや自民党は責任政党として「自己崩壊過程にはいった」と  言わざるを得ないと指摘した。  その理由として、「本来動議を出す側は何としても動議を通そうとするのだが、  せめて自分の政党ぐらいは全員出席を前提とするのが当然のこと。  もはや政党の体をなしていない」と批判した。   《議員立法に拍車を掛ける理由》  最後に民主党の議員立法が今週5本程度提出されたことから、  今後の議員立法の提出、審議日程などの見通しを問われた簗瀬委員長は、  「一刻も早く、国民の民意を問う解散総選挙に追い込み、  国民に対して分かりやすく我々の政策を伝えられるような姿を  見せていく点から議員立法は効果的である」との見解を表した。    さらに簗瀬委員長は、「民意を問う瞬間が刻一刻と近づいている。  だから議員立法の提出ならびに審議もさらに拍車をかけていく」と意気込みを語った。 【3】先週の主な活動。 ■4月21日(月) 08:00 第786回マンデーレポート 09:30 民主党県連 第21回連合栃木との定期協議 11:00 民主党県連「道路特定財源・暫定税率問題」     についての記者会見 PM  国対打合せ ■4月22日(火) 09:20 国対役員会 10:00 内閣委員会 10:00 民主党役員会 12:00 会派常任役員会 17:00 国対報告会 ■4月23日(水) 09:10 国対役員会 09:30 議員総会 10:00 本会議 12:00 国対理事合同会議 14:00 定例記者会見 15:30 RCCに関するヒアリング 18:00 裁判官弾劾裁判所新裁判長就任懇親会 18:30 前川・中村・川井先生と打合せ ■4月24日(木) 08:00 朝食懇談会 09:20 国対役員会 10:00 内閣委員会 12:00 国対・委員長・会長・NC大臣会議 13:00 内閣委員会 17:30 関東弁護士連合会・東京三弁護士会役員就任披露宴 ■4月25日(金) 09:10 国対役員会 09:30 議員総会 10:00 本会議 ★いわゆる「思いやり予算」について討論、採決。  126票対100票で否決。民主党から欠席・棄権は3名。  一方、自民党の欠席者は6名。  自民党は、最初から勝負を捨てているとしか言いようがない。  まったく気合いが入っていない様子。 ★ 討論のさなかに、財政金融委員会と総務委員会の  「審議を省略して中間報告」をもとめる動議が出された。  この動議は、かつて野党の質問・審議要求を、与党が力尽く  で封殺するために乱発された動議であった。民主党委員長であった  和田洋子内閣委員長が、この動議をぶつけられ、審議の終結を強要されて、  悔し涙を流しながら怒りの委員長報告をしたことを今でも思い出す。  委員会の審議を与党が力尽くでストップする動議であり、  野党の非力さの象徴とも言うべき動議だった。 ★この悪名高い動議。しかしこの日ばかりはそうはいかなかった。  午後の本会議であっさりと否決されることとなった。(下記参照) 13:00 本会議 ★本会議第2ラウンド。いわゆる「思いやり予算」の法形式は「条約」。  条約の採決が衆参で異なった場合は、予算と同様に両院協議会を開かなくては  ならない。10名のメンバーを選出。  外交防衛委員会の浅尾筆頭理事をはじめとして民主から8名、  社民から1名(民主枠)、共産から1名を選出した。 ★引き続き、午前中に出された、中間報告の動議の採決に入った。  このとき、自民党理事が登壇し、記名投票の動議を提出した。  参の場合、投票方法はボタン投票が原則だが、  50名以上の議員の要求があれば、記名投票を行わなければならない。  すなわち氏名点呼が行われ、各自自分の名前が書かれた木札を持参して  それぞれ登壇する、これが記名投票。  賛成は白札、反対は青札。この2種類の木札は、本会議場の全ての議員の  席にあらかじめ備え付けられている。ボタン投票は一瞬で終わってしまうが、  記名投票だと全員登壇するため時間は参では15分程度かかることになる。 ★記名投票は、政治的には、自党に対する造反封じや他党に対する造反誘発の  ために行われることが多い。自民党が、ボタンではなく「記名」の動議を出したのは、  あきらかに民主党の造反誘発のねらいからである。 ★しかし、投票の結果は、青票(=反対)129票、 白票(=賛成)90票。  この結果は、民主党は午前中の造反を回復したことを意味し、  逆に自民党は午前中よりもさらに10票減らしたことを意味している。 ★記名投票の動議を出しながら、何というていたらくか。自民党国対は恥を知るべきで  ある。記名の動議を出し、時間のかかる採決を野党に強要しながら、逆に自党の議員の  欠席者を増やしてしまったのである。自民党は、今後記名投票を出す資格は認められな  いと申し上げたい。 ★第1ラウンドで欠席した6名、第2ラウンド欠席した10名。あわせて16名の自民  党議員の欠席・棄権の理由が何であるかは興味はない。しかし、これだけは言えると思  う。もはや自民党には昔日の面影無しと。   14:00 定例記者会見 ★上記参照 14:50 本会議 ★両院協議会の報告聴取。(議 整わず)。衆議院の決議が確定。  このとき、与党席からの拍手、極めて少なし。もはや気抜け状況の様子。  ★上がり法案の採決 3委員会4件。以下の通り 1 内閣委員会 2法案一括 件名 「独立行政法人国民生活センター法の一部を改正する法律案」 骨子 : 独立行政法人国民生活センターが、消費生活に関して、消費者と事業者との     間に生じた紛争について和解の仲介及び仲裁の手続きを実施することができるなど。 件名 「消費者契約法等の一部を改正する法律案」 骨子 : 内閣総理大臣の認定を受けた適格消費者団体が、消費者の取引上の判断を     誤らせる不当な行為等についても差止請求することができることとする。 賛否 全会一致(212:0) 2 厚生労働委員会 件名 「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律及び    検疫法の一部を改正する法律案」 骨子 :  H5N1型鳥インフルエンザを二類感染症へ追加するとともに、    新型インフルエンザの患者等への検疫措置、入院措置等の規定の創設や    まん延防止策の拡充を図る等の所要の改正を行う。 賛否 全会派一致(208:1) 3 国土交通委員会 件名 「国土省設置法改正案」 骨子 : 観光庁を設置するとともに、航空・鉄道事故調査委員会及び海難審判庁を    運輸安全委員会及び海難審判所に改組する、船員労働委員会を廃止し、    その所掌事務を交通政策審議会等に移管する等の措置を講ずる。 賛否 反対共産(203:7) 18:00 宇都宮市立西小学校PTA歓送迎会 18:30 連合栃木「なんたい」地協結成式 ■4月26日(土) 10:00 連合栃木 第79回栃木県メーデー 中央地区 11:30 故高神謙一様弔問 12:30 平成20年 栃木県弁護士会役員就任披露パーティー 13:30 行政相談 ■4月27日(日) 08:00 宇都宮西部地区学童野球 開会式 11:00 連合那須地協 メーデーに参加。