国会通信 No.809
【定額給付金の問題点】
2008/11/17 (マンデーレポート809回の要旨)
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【1】定額給付金制度の問題点
【2】先週の定例記者会見から。 (民主党hpから再掲)
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【1】 定額給付金制度の問題点
●麻生総理が、勝手に口走り、与党が大混乱に陥っていた定額給付金制度の
概要がようやく決着したようだ。しかし、よくよく見ると、肝心な給付の基準づくりや
実務的な対応は市町村に丸投げ。これは、じつに姑息で卑怯な責任転換でしかない。余
計な事務手続きを強いられることになる市町村はかわいそうだ。
●そもそも、制度の趣旨が「景気対策」か、「社会保障政策」か、判然としなくなっ
た。前者なる、対象者は全員であるべきだし、後者なら「高額所得者は除外」となる。
麻生総理は、最初は前者の考えだった。しかし与謝野大臣の批判をうけて大迷走。
結局、間を取って、全員としながら、自分が高額所得者と思っている人の辞退を
迫ると言った、妥協の産物となってしまった。
●選挙を目前とした与党の人気取りであることは明らか。まさに、2兆円と言う
国民の税金を使った悪質な有権者買収政策である。
●政府が検討中の「定額給付金制度」の個々的な問題点
(1) 「給付」という名称についての疑義
その財源は、もとより国民の税金。それを与党がみんなに「与える」かのような
イメージを持たせることはきわめて問題である。ずいぶん前から「給付」名称がおかし
いと発言してきた。政権が長期化すると、いつしか国民の税金をあたかも自分の財産を
処分でもするような錯覚に陥ってしまう。その恐ろしい惰性が定額給付だ。
『給』という言葉にそれが露骨に出ている。
(2) 「与えながら奪う」といった矛盾。
給付金の受給権を、権利として付与しながら、(高額所得者については)
自己判断で辞退せよと誘導する。最初から自己矛盾した制度であり、
こんな制度設計の法律は、制度として成り立たない。さらに、辞退するかどうかの
判断を市町村まかせ、個人まかせにしており、立法者としての責任放棄を
しているのはきわめて問題である。
(3) 公平性の欠如。制度として成り立たない制度。
法律をつくる際の一番重要なポイントは「公平性の確保」である。給付の基準につい
て明瞭な基準をつくり、もらう側の国民に公平性が確保されるよう配慮するのは
当然のことである。ところが定額給付については、給付基準の判断を市町村に
丸投げしている、これでは、鳩山総務大臣の言うとおり、通り一つへだてて、
もらえたりもらえなかったりすることになりかねない。自治体によって差が出ることに
なり、公平性の確保がまったくできない致命的な欠陥をもった制度である。
(4) 市町村の辞退勧誘にへんなインセンティブをつけているのも小賢しい役人の知恵。
定額給付金を辞退させる市町村の努力を加速させるための、露骨な誘導策が
取られていることも問題である。市町村が給付を辞退させた場合、その辞退分
と同額の金額を自治体に交付するといった前代未聞の制度が、それである。
この仕掛けは、市町村を「辞退勧誘」作業にかり立てるためのものであることは
明らか。あまりにも露骨な誘導策はあきれ果てる。この点も、公平性の見地から
きわめて問題である。
とにかく、立法者としては、行ってはならない禁じ手を連発するこの制度は、
この国の法制史にたいへんな悪例を残すことになるであろう。
【2】 先週の定例記者会見から。 (民主党hpから再掲。加筆訂正は私。)
■2008/11/12
「定額給付は公平性の担保を最初から放棄している。作ってはならない制度だ。」
簗瀬参院国対委員長。
簗瀬進参院国会対策委員長は12日、国会内で定例会見を行った。
1 給付継続法案の審議について
12日の参院外交防衛委員会の理事懇談会で新テロ対策特別措置法改正案の
今後の審議日程について協議が行われ、与野党の間で以下のような合意がまとまった。
・13日(木)に、麻生首相出席のもとで、「法案および文民統制に関する集中質疑」
を行う。
・来週18日(火)に「締めくくり総括質疑」と「採決」を行う。
・採決後、今国会の会期中において、「シビリアンコントロールに関する集中審議」
を行う。その際の、審議の中味については、現場の筆頭理事を中心に協議して
決めることとする。
2 今国会における内閣提出法案の処理の指針
今後の臨時国会日程については、会期末が当初の日程どおりの11月30日
であることを基本的な前提として対応する。
内閣提出の法案は30本を越えているが、同日までにその全部を処理すること
時間的な余裕はないこと。そのうえで、衆議院の安住淳国対委員長代理とも
協議した上で、以下の6本程度を処理する方針であることを示唆した。
具体的には、北朝鮮関係の法案2本に加え、銃刀法改正案、児童福祉法改正案、労働
基準法改正案、国籍法改正案であること。
3 定額給付金制度について (上記【1】参照)
【2】 先週の主な活動。
■11月10日(月)
08:30 朝礼挨拶
11:30 地域まわり
13:30〜街頭演説
■11月11日(火)
09:20 国対役員会
10:00 民主党役員会
11:00 民主党常任幹事会
12:00 会派常任役員会
13:00 内閣委員会
16:00 裁判官弾劾裁判所 裁判員合議
■11月12日(水)
10:30 民主・自民国対委員長会談
11:30 国対役員会
12:00 国対・理事合同会議
15:30 定例記者会見
■11月13日(木)
08:00 公務労働政策議員懇 役員会
08:40 国対役員会
09:00 外交防衛委員会応援傍聴
12:00 国対理事合同会議
13:15 同意人事検討小委員会
14:30 下野新聞取材
18:00 年金と医療、福祉を語るトークショー
★山野井衆議院議員が来県。冒頭でご挨拶。
■11月14日(金)
06:30 宇都宮中央卸売市場練り歩き
09:30 今井やすお宇都宮市内遊説・街頭演説(〜18時)
18:30 今井やすお宇都宮西・西原地区個人演説会
19:00 今井やす宇都宮河内地区個人演説会
■11月15日(土)
08:00〜今井やすお宇都宮遊説・街頭演説。
10:00 全たばこ宇都宮退職者の会 定期総会。
19:45 今井選対 マイク納め式。
■11月16日(日)
09:30 栃木県ディスクゴルフ2008秋
12:00 栃木県武術太極拳選手権大会
20:00〜今井やすお開票
★宇都宮市長選挙で今井さんが敗北した。
選挙の結果は、今井さん 41,166票。当選した現職が80,529票だった。
敗因は、LRT(路面電車)の争点化ができなかったことや、候補者決定の遅れなど、
様々であるが、今後しっかりと分析していかなければならない。
今井さんや御家族は、本当に頑張ってくれた。その健闘に報いられなかった。
慙愧の念に耐えない。
ご支援いただいた多くの皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。