国会通信 No.831

 【悲しい暴言】

2009/7/27 (マンデーレポート831回の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】悲しい暴言。 【2】先週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】悲しい暴言。 ●8月18日の告示を待たずに、一挙に選挙戦に突入したような感じがしています。  先週の24日(木)には、青森県は八戸市に入り、「田名部まさよ」さんの応援演説、  翌日の25日には弘前市に入り「津島恭一さん」の応援をしてきました。  そして直ちに午後2時40分の飛行機に飛び乗って青森空港から羽田にもどり、  新幹線で宇都宮入り、そして午後7時からの「石森ひさつぐ」さんの総決起大会に  出席して、選対委員長としての冒頭の挨拶をさせていただきました。 ●そして本日は30度をこす猛暑の中で午前11時スタートで宇都宮市内を  遊説。市内6箇所での街頭演説を行いました。そして、午後5時からは石森さんと  の「トーク・ライブ」を行いました。選挙戦に、すでに突入したかのような日程でした。 ●24日の石森さんの総決起大会には、菅代表代行も駆けつけていただき、  素晴らしい激励演説をしてくれました。菅さんの持ち時間をできるだけ多くするために  、私の持ち時間5分を大幅にカット、1分程度の「檄」的な演説で終わりにした対応は  好評でした。石森さんの慶応ラグビー時代の上田監督のスピーチも良かったし、  伯父さんの森田実さん(あの有名な政治評論家です)の挨拶も近い親戚の真情が  あふれていて、とても感動的でした。 ●さて、選挙ではネガティブ・キャンペーンは禁物です。私自身も、数多い反省例を  持っています。選挙でまず語るべきは、自らの理想であり、さらには自らの政見であり  、そして実現したい政策であるべきです。このことを、忘れて、対立候補や敵対政党の  批判に終始することは、絶対に避けるべきです。なぜなら、多くの有権者は、何を  行うために選挙に出馬したのを、いの一番に聞きたいと思っているからです。 ●しかし、あえて二つの「悲しい暴言」を取り上げさせていただきたいと思います。  それは、麻生さんの高齢者に対する発言と、石森さんの対立候補の上三川での  発言です。 ●なぜ、取り上げるかと言えば、二人の発言の底流に存在する、きわめて  問題な「選民」意識を感じるからです。この選民意識、あるいは「自分は別格」だと  思う一種の優越感(観)は、どうも自民党の世襲政治家に共通する心理的な傾向  ではないかと感じるからです。 ●麻生総理の問題発言は、25日の青年会議所関係者との会合で飛び出しました。  私も、かつては宇都宮JC(青年会議所)の会員でした。だからJCの気分もそれなりに理  解できます。また麻生さんが、JCの元会頭として現在に至るまで大きな影響力を  有していることも知っています。だから、おそらく仲間内の気安さの中で、リップ  サービス的な軽い失言をしたと、ご自身では思っているかもしれません。 ●しかし、新聞で紹介された発言の内容を総合すると、麻生さんの発言には、  高齢者のおかれた複雑な環境に対する理解のかけらも感じられず、そのうえ、  高齢者の人間性をあまりにも無視した偏見は、許すことができないと感じます。  私などは、こんな発言をする方が、総理大臣であったという事実に、深い怒りを  覚えるとともに、こんな日本の政治の現状が本当になさけなくなってしまいます。  まさに怒りを通り越しての「悲しい暴言」だと思います。 ●麻生総理の高齢者発言は各紙を総合すると以下のようです。自民党は、選挙の  顔として麻生さんを選んだことに、いまさらながら大きな後悔をしているのでは  ないでしょうか。なお( )内は私の感想です。     「 日本は65歳以上の人たちが元気。65歳以上の人たちで、働ける健康な人、いわ   ゆる介護を必要としない人は実に8割を超えている。   (この現状認識自体が誤りです)      「元気な高齢者をいかに使うか。」   (「使う」という人を完全に見下した表現は問題です。とても怖いものを感じます。)   「この人たちは皆さんと違い働くことしか才能がないと思ってください。働くというこ   とに絶対の能力がある。」   (高齢者が働くことの意味を「才能」「能力」ととらえているようです。私は、高齢者   になっても働かざるを得ない環境こそ問題だと思います。それは「能力」「才能」とは   、まったく次元が違う話です。)   「80過ぎて遊びを覚えても遅い。遊びを覚えるなら青年会議所の間ぐらい。そのころ   から訓練しとかないと。60過ぎて、80過ぎて手習いなんて遅い。」   (「遊び」と「訓練」と「手習い」の脈絡がめちゃくちゃです。高齢者が、家族を支え   るために働かざるを得ない、そしてその癒しを求めるための「遊び」など、まったく   念頭においていない。恐ろしい高齢者差別です。)   「働ける才能をもっと使い、その人たちが働けるようになれば、その人たちは納税者に   なる。税金を受け取る方ではない。行って来いで、日本の社会保障は違ったものになる   。どうしてそういう発想にならんのか。」   (高齢者は働けて納税できる。だから、社会保障の対象にする必要はない。麻生さんの   発言は、究極のところ、高齢者への福祉の観点を否定しています。)   「明るい高齢化社会、活力ある高齢化社会。これが日本の目指す方向だ。活力ある高齢   化社会の創造に成功したら、世界中、日本を見習う。」   (高齢者の置かれた立場への無理解。とても見習う気にはならないでしょう。) ●もう一つの悲しい暴言は、石森さんの対抗馬の発言と伝えられる「よそ者」発言です  。25日の下野新聞によれば、24日の上三川地区の総決起大会で「よそ者に議席を取られ  てはならない」と発言したと報道されました。   ●私は、「よそ者」を排除する地域に未来はないと思います。江戸時代から  宇都宮市に存在し続けている名門など、若干はあるかもしれませんが、  明治以降、様々な地域から移住してきた人々の活力によって、地域の活性化は  計られました。明治維新を分水嶺とするなら、石森さんも、そして彼も私も、同様に  「よそ者」です。人が「よそ者」かどうかなどは、五十歩百歩の差でしかないのです。 ●「よそ者」排除の論は、地域の未来にとっては百害あって一利なし。  才能あふれる多くの人がどんどん集まってくるような魅力的な地域づくりこそ重要です  。「よそ者」排除の発言も、たいへん「悲しい暴言」と言わざるを得ません。   ●ちなみに石森さんは、医師としてこの町にしっかりと住んでいる方ですから  いわゆる落下傘候補ではもちろんありません。「よそ者」ではなくれっきとした  宇都宮市民です。   【2】 先週の主な活動 ■7月21日(火) 10:00 党役員会 10:30 党常任幹事会 11:00 両院議員総会 12:00 常任役員会 13:00 議員総会 13:30 国対役員懇談会 14:00 事務所打合せ ■7月22日(水) 08:00 第830回マンデーレポート 13:00 国対役員会 17:45 NTT労組宇都宮東分会納涼の夕べ 19:00 国対懇談会 ■7月24日(金) 青森応援 18:30 田名部青森県議:県政報告会 19:30 八嶋八戸市議主催ビアパーティーで挨拶 20:00 民主党青森県連幹部との懇談会 ■7月25日(土) 青森応援 08:00 民主党青森県連:県議市議との朝食会 13:30 山内青森県議主催パーティーで挨拶 21:00 第8回ひむろ夏祭り ■7月26日(日) 09:30 平出雷電神社夏大祭 11:00 石森ひさつぐ街宣活動 17:00 やなせ進&石森ひさつぐトークライブ