国会通信 No.93
【クリントン大統領就任演説の印象】
1993/1/25 (マンデーレポート第93回の要旨)
1 先週の動き
・クリントン大統領就任(20ニチ)
・国会開会
・「政治改革実現フォーラム・イン・トチギ」開催決定
・「若手議員の会」と野党改革派議員の対話開始
2 大統領就任演説の印象
(1)キーワードは「再生」・「変化」であり、
国家再生のためには大統領や議会のみならず国民の
役割・責任が重要であることが強調された。
(2)冷戦後の世界新秩序については、
従来通りの米国の責任が言及され、
米国の重大な利害が侵されたときには軍事的な関与も
やぶさかではないとするのみで、とくべつの
「理念」・「テーゼ」は示されなかった。
(3)「米国再生」の課題の筆頭には経済再建があげられた。
そしてこの点についての国民の犠牲が求められていることが
述べられた。
(4)演説にはケネディー大統領の強い影響が見られた。
3 不況対策についての私見
(1)国会開会 「不況対策」・「政治改革」が二大テーマ
(2)「今回の不況の原因分析はきちんと出来ているか。
・「バブルの崩壊」・「複合不況」という言葉が
一人歩きしていないか。
・世界経済の構造変化に即応した分析が必要。
(3)「原因」が明瞭に把握されずに、従来同様の「公共投資」
重点の手 法で十分と言えるか?
例えば、工事の仕方も異なる。
人手は昔ほど必要としない
→景気浮楊の効果も低下しているのではないか。
(4)金融システム自体がおかしくなっている。
・「土地」担保システムは機能しない。
・3月危機→「評価損」の顕出。昨年の株価は1マン9300エン。今年は?
(5)英国の例
@→英国のバブル(1970~72ネン5ガツ)。株は、1.6倍。
商業地地価は、3倍。
→バブル崩壊(73~74)。株は、3分の1。
地価は半分。
A1973年「ライフボート作戦」。(救命艇作戦)
イングランド銀行は救済融資に乗り出す。
公共投資も出動。減税。設備投資向け資金の貸し付け。
(6)日本版のライフボート作戦を考えよ。
・大型の所得減税と投資減税を
・財源→赤字国際もやむなし。但し「歯止め」を。
・「土地」と「株」の安定。