国会通信 No.97

 【新政治システム提言1】

1993/2/22 (マンデーレポート第97回の要旨)


1 先週の動き  ・予算委員会で証人喚問実施ー小沢・竹下ー(2/17)  ・「若手議員の会」と「平成維新の会」意見交換。(2/18)  ・CP研、「新政治システム」を提言。(2/18,19)  ・予算委員会で、自民単独審議開始。混乱中(2/18) 2 「新政治システム」提言 ◎ 政党を生み出す土壌ー社会的溝(クリビッジ)ー   1 民主制についての基本的視点   2 政党の本質    (1) 政党を生み出す社会的溝ークリビッジー    (2) 複数政党制と政権交代   3 政党の危機    (1) 政党の黄金時代    (2) 政党の危機」の原因      @経済社会構造の変化、      A イデオロギーの終焉、      B 新たな課題の発生    (3) わが国の政党政治の特殊性      @ 過剰な観念性、      A 現行の中選挙区制度の構造的欠陥    (4) 危機の具体例      @ わが国の「自衛隊論議」ー遠心的政策による、政策間距離の拡大化      A 求心的政策による政策間距離の近接化         ┌─政治の蘇生」のための4つの提言──────────────┐ │(1) 政党のソフト化(ー新たなクリビッジに柔軟に対応するためー) │(2) 多党制(マルチ・パーティー・システム)  │ │(3) 公正な政治システム │ │(4) 政権交代の可能な選挙制度ー中選挙区制の廃止ー │ └──────────────────────────────┘ ◎これからの政権の姿 ┌──────────────────────────────┐ │基軸政党中心に連立の組換えによる政権交代を考えるべきである。│ │「単独政権」よりも「連立政権」を原則に考えるべきだ。 │ └──────────────────────────────┘  (1)「連立政権」に対する批判    @小党がキャスティングボートを握り民意が期待した政権の姿を裏切る結果。    A政権は不安定。  (2)「連立政権」を基本とする根拠    @ヨーロッパを中心にして「連立政権」の国は相当数あるが、     必ずしも政権が不安定であるとは言えない。    A「連立」の相手方も選挙前に明らかにされるか、     相当程度予想されており「投票した有権者を裏切る」ことにはならない。    Bこれからの多様化したニーズが政党間協議によって調整されて     熟度の高い政策として反映されるというメリットのほうが大きい。    C野党の「政権担当能力」の錬磨、あるいは「政策の非現実性」の     打破のための最良の処方箋は「政権への参画」である。    D連立政党相互のチェックにより「与党の腐敗化傾向」が防止できる。    E多様なソフト・クリビッジの出現に対して、柔軟に対処できる。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◎ 選挙制度                     ┌──────────────────────────┐ │(2)「小選挙区制」・「比例代表制」の「混合型」 │ └──────────────────────────┘ ◎ 国会改革 ┌──────────────────────────┐ │   国会改革のための11の提言 │ ├──────────────────────────┤ │@法案提出前の委員会討議 │ │A法案提出要件の緩和 │ │B「会期」制度の見直し │ │C「全会一致の慣行」の見直し │ │D「押しボタン方式」の採用 │ │E「党議拘束」の見直し │ │F「全閣僚出席慣行(予算委員会)」の見直し │ │G「反論」のある「ディベイト型」質疑の採用 │ │H「フリー・ディスカッション」の導入 │ │I本会議討論の活性化 「クェスチョンタイム」「反対討論の日」 │Jテレビ中継・議事録の積極的公表 │ │ │ └──────────────────────────┘