国会通信 No.836

 【「主権」の実感こそ、最大の成果】

2009/9/7 (マンデーレポート836回の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】「主権」の実感こそ、最大の成果。 【2】結党の原点に立ち返って。 【3】二重権力批判はナンセンス。 【4】先週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】「主権」の実感こそ、最大の成果。 ●総選挙の投票日から一週間がたとうとしています。8月30日。  信じられないくらいの大きな勝利でした。まずもって、劇的な選択を  していただいたこの国のすべての有権者の皆様に心から感謝したいと  思います。 ●選挙中も再三訴えてきましたが、今までこの国の国民は主権者としての  実感を持ち得ずにいました。長い間、この国の政治の実権は、一部の与党の  政治家や霞ヶ関の官僚の皆さんが持っていると思わされてきました。 ●投票率があがらない最大の原因は、実はここにあったのです。政治は、  自分たちとは関係ない別世界のこと、こんな実感が支配するところで、  投票率は上がるわけはありませんでした。 ●しかし、今度の選挙の結果は、まさに主権者の一票によって、自公政権は  明瞭に否定されました。そして、民主党政権が新たに誕生したのです。  既成の最高権力を否定し、それに変わる新たな政権を誕生させることが、  有権者の一票によってできることを、この国の歴史で初めて実証したのです。  まさに真実の民主主義革命が成立したのです。 ●私は、このことこそ今回の総選挙の最大の意義だと考えます。 ●かつて私は、明治以来のこの国の議会制民主主義は「擬制」民主主義でしかない  と書きました。明治維新以後の官僚依存型の政治を、抜本的に改めていく。  政治の意志決定プロセスも、歳入歳出にわたる税の配分システムの根本を変えて  いかねばなりません。 ●これは、まさに新しい国家を、もう一度作り出すと同様の大仕事です。  この大目標の達成のために、すべての民主党国会議員は、私心をすて、献身的な  力を注ぐべきだと思います。勝利に酔っているいとまはありません。 【2】結党の原点に立ち返って。 ← ここをクリックで「民主党の誕生」へ ●鳩山さんを先頭にして旧民主党を立ち上げたのは96年。当時のことが様々に  思い出されます。96年民主党については、かつて「情報は核を超える」(下野新聞社)の  で触れたことがありますが、なにしろ自費出版に近いマイナー本で、とても入手困難。  また、出版の際も現行はかなりカットされ、さらに、96年10月の総選挙で私は落選  したため、出版パーティーすらできなかった悲劇の本。 ●しかし、鳩山総理の誕生を夢見て、悪戦苦闘した事実を記載した、私にとっては  かけがえのない文章なので、出版社がカットした文も含めて、「96年民主党の誕生」  と題し、原稿全文をホームページに掲載したいと考えています。   ●それに先だって、SNETの皆様には、添付ファイルで送りますので、  長文ですが、ご興味のある方はごらんになって下さい。 ●何が言いたいかと言えば、96年民主党のコンセプトは確かに生き続けていると  言うことを知っていただきたいからです。自由が極限まで追求されると、個人の  尊厳も、個人の平等も奪われる。双方の調整を果たすのが政治の役割であり、  調整の原理は「友愛」である。また、官僚セクターが肥大化しすぎたこの国を  根本から改め、企業セクターと市民セクターの三つがバランスをとれるように  社会構造していく。日米基軸でありつつも、アジアとの関係をさらに強化していく、  などの基本は変わりません。96年民主党こそ鳩山代表の原点であるので、  ぜひ参照して頂きたいと思います。 【3】 二重権力批判はナンセンス。 ●小沢幹事長が内定した瞬間から、マスコミ全部が「二重権力批判」やら「懸念」  を言い始めています。しかし、この批判は、お門違いも甚だしい。まったくの  杞憂です。 ●百年来続く官僚主導型政治の根本を変えるのは、並大抵のことではありません。  民主党の総力を挙げての取り組みが必要。まさに総力戦であり、民主党の力量が  最大限に発揮される体制を作り上げるのは急務です。こう考えたときに、  小沢一郎さんを幹事長に指名するのは当たり前です。与野党を超えて、現在の  日本の政治家の中で彼以上の力業を発揮できる人などいません。 ●だから、数時間前に出演したテレビ朝日の番組でも「当然であり、ベストの選択」  と申し上げました。 ●マスコミの多くは、細川政権の顛末を引き合いに出しながら、「壊し屋」と  あだ名される小沢さんをネタにして憶測を書きちらしているのでしょう。しかし、  細川政権のときと、今回の鳩山政権はいろんな意味で大きな違いを持っています。 ●細川政権は、いわば「できちゃった政権交代」。選挙の争点として事前に政権交代が  語られてはいませんでした。選挙が終わって七つの政党と一つのグループを  ひとくくりにし、その頂点に細川さんを据えたのは、小沢さんの天才的な荒技でした。  今回は政権交代を明言し、鳩山総理の実現を明瞭な目的にして総選挙に臨んだわけです  から、  その求心力において当時の細川さんと現在の鳩山さんでは大きな差があります。 ●さらに、政権奪取後の行うべき基本的な政策も、「マニフェスト」で明確にしていま  すので、  政権の存立の目的も明らかです。したがって、党内はもちろん、連立に参加する  社民・国民新の両党に対しても、事実上の縛りがかかっていると言って良いでしょう。  細川政権が、選挙後になってからようやく連立の目的を「政治改革」としたのとは好対  照です。 ●いずれにしても、鳩山総理を支え、官僚政治を脱却するために、小沢幹事長が先頭に  立って  党内をまとめていく体制こそ、民主党としてのベストな選択であることは間違いありま  せん。   【4】 先週の主な活動 ■8月31日(月) 06:30 宇都宮中央卸売市場 当選御礼挨拶 08:00 第835回マンデーレポート 10:00 当選御礼挨拶まわり ■9月1日(火) 09:00 当選御礼挨拶まわり ■9月2日(水) 13:00 国対委員長会談 19:00 宇都宮中央ライオンズクラブ9月第一例会 ■9月4日(金) 17:00 TV朝日から取材。 ■9月6日(日) 11:00 テレビ朝日 サンデースクランブルに出演。