国会通信 No.843

 【事業仕分け】

2009/12/1 (マンデーレポート843回の要旨)


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】「仕分け作業」を視察して。 【2】「仕分け作業」の成果。 【3】先々週と先週の主な活動 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【1】「仕分け作業」の感想 ●先週の金曜日(27日)の午後、衆参の予算委員会の委員長・理事の  有志で、行政刷新会議が行っている「仕分作業」の最終日を視察してきた。 ●まず、多くの一般傍聴者の数に驚かされた。会場の入り口にはひっきり  なしに、傍聴者がやってくる。この日も、5000人を超える傍聴者が  来ているようだ。会場には三つの仕切りが設けられ、そのなかで、  三つのWG(ワーキング・グループ)が活発な作業を続けている。  その脇に傍聴者の座席が設けられており、正確に数えたわけではないが、  その数は100席は優に超える。その座席が、満席であり、多くの  皆さんが、立ったままで傍聴していた。突然訪問した我々の座席は  もちろんなく、衆の鹿野委員長もそして私たちも立ったままで見学した。 ●マスコミなどでは、「魔女狩り」裁判だとか、人民裁判だとか、かなり  茶化して報道しているようだが、私の印象は全く違った。いわば「静かな  熱気」が会場を支配している感じ。みんなが、ワイヤレスを通して聞こえ  てくる、説明側と仕分人の皆さんの真剣なやりとりを固唾を飲みながら  聞いている感じ。予算作成のプロセスに一切関われなかった国民が、  政権交代をきっかけに、自らの税金の使われ方に積極的に関与できるようになったこと  の、大きな喜びを感じているように推察された。 ●仕分作業は、おおむね1時間単位で、ひとつの予算項目を、判断している。まず、提  案者の事業説明(5〜7分)から始まり、査定担当(財務省主計局)の考え方表明  (3〜5分)、主な論点の呈示(とりまとめ役の議員仕分人)  (2分程度)、そしてメインの質疑・議論に入る。質疑議論は、40分程度で、  議員仕分人と民間評価者、各省副大臣・政務官と各省担当者の間で行われる。  そして、その後に、民間評価者からの評価が行われ、とりまとめ役の議員仕分人による  評価結果公表となる。 ●一つのWGの仕分人の数は議員2ないし3、民間評価者20前後といった感じ。  報道からは、議員とのやりとりがメインのように感じられるが、  そうではなく、それぞれの専門的な知見をもった、民間評価者とのやりとりの  ウエートも相当高い、そんな印象だった。  一般仕分人との激しいやりとりのほうがメインのようだった。 ●そして、やりとりののちの評決は、それぞれが評価シート用の紙に  明記し、それを集めて、議員仕分人が判断する、そんな流れで行っている。 ●傍聴者には、すべてワイヤレスと評価対象の項目をまとめた分厚い資料がわたされ、  それを見たり聞いたりしながら、やりとりの状況が判断できる  ようになっている。 【2】 仕分作業の成果。 ●仕分作業最終日の一日前に、たまたま仕分作業の総括責任者である枝野議員  の話を聞く機会を得た。その際の彼の話が有意義だった。 ●彼の言うところによれば、仕分作業で、仕分人が聞きたい点は、実は一点に集中して  いる。それは、その事業の「意義」や「目的」あるいは「必要性」では全くないと言う  こと。一番聞きたいのは、当該の予算が、どの程度の効果を  生み出すのかという、いわば「費用対効果」の実証的な説明であるということ  だった。 ●そして彼は、このことを、多くの行政担当者が理解していないのではないかという  率直な感想を語っていた。 ●彼の話を聞きながら、私も大いに納得するところがあった。それは、わが国の予算作  りにおいて、決算機能が全くいかされずに現在まで推移しているとの  感想である。 ●ある事業に、たとえば10億の予算をつけて執行したとする。執行が終わって、  民間企業なら、どれだけの付加価値を生み出したのか、当然検証する。  そして、その検証の結果を踏まえて、この事業の次年度の投入額を決めていく。  こんな、民間では当たり前の予算決算の関連したプロセスが、まったく欠落しているの  が、わが国の行政の世界なのではないか。 ●ある事業を行う意義、そしてそのための方法論については、結構厳密に  検討し、そして事業化するが、その後どうなったかについては、きわめて  無関心。そんな繰り返しを延々としてきた。 ●だから、予算の立案者からは、意義と必要性や、政策手段の妥当性については、それ  なりの説明を聞けても、それが現実にどんな効果を生み出すかについては、説得力ある  話が聞けない。そんな実態が、こんどの事業仕分で明らかに  なったのではないかと考える。 【3】 先週の主な活動 ■11月16日(月) 08:00 第842回マンデーレポート ■11月17日(火) 15:00 音楽議員連盟 総会 18:30 全農林懇談会 ■11月18日(水) 09:30 議員総会 10:00 本会議 10:35 石川芳賀町議後援会のみなさまとの懇談 18:30 連合栃木下都賀地協定期総会 ■11月19日(木) 07:30 情報通信政策議員懇談会勉強会 08:30 民主党行政書士制度推進議連総会 10:00 法務委員会 14:30 連合栃木執行委員会 ■11月20日(金) 08:00 民主党税理士制度推進議連総会 09:00 予算委員部・調査室 09:30 議員総会 ■11月21日(土) 13:15 農政懇談会 ★赤松農水大臣が来県。小山市の農協会館にて、県内の  農業関係団体の代表者の皆さんと意見交換。 ■11月22日(日) 10:00 第14回栃木県囲碁文化祭 11:00 東日本プラントサービス労組定期大会 12:00 栃木県柔道連盟創立60周年記念式典 14:00 栃木県交通運輸産業労組定期大会 ■11月23日(月) 10:00 第26回高砂荘文化祭 11:00 故山崎正信様告別式 12:50 オール栃木アームレスリング大会開会式 13:00 第17回島遼吾後援会総会 14:00 故高橋アヤ様弔問 ■11月24日(火) 16:00 電機連合栃木地協議員団国政報告会 ■11月25日(水) 14:00 経済・金融・財政月例資料説明会 18:00 民主党自治体議員フォーラム全国研修会 19:00 県内議員と県選出国会議員団との懇談会 ■11月26日(木) 07:45 全国ガス友好議員懇談会 08:20 民主党と日弁連・弁政連との朝食会 12:00 国対・委員長・会長会議 19:00 反町勝夫出版記念パーティー ■11月27日(金) 08:00 予算委員会質問等研究会準備会 10:00 法務委員会 13:30 行政刷新会議「仕分け事業」傍聴 ★多くの一般傍聴者とともに「仕分け」作業の三つのワーキング・  グループを視察。(上記【1】参照。) 18:30 連合栃木那須地協年次総会 ■11月28日(土) 11:00 前河内町町長 手塚照夫様の葬儀。 12:30 親戚会についての打ち合わせ 18:30 富岡よしただ国政報告会 ■11月29日(日) 11:00 栃木県民謡連盟決勝大会 13:00 故渡辺章明様の葬儀。弔辞。 15:00 瑞穗野地区 訪問。 19:00 江野町壮青会総会